ドリトル先生シリーズ
半世紀程前に、井伏鱒二訳の岩波書店版ドリトル先生シリーズを愛読していた。
ヒュー・ロフティングの挿絵が入っている。
全12巻だったはずだが、勿論、全巻買って貰えるような余裕はなく、毎月(或いは2、3カ月ごとに)1巻ずつ購入していた。
と、記憶する。
最初に入手したのは誰かのプレゼントだったか??
何しろ、半世紀も前のことなので、定かではない。
このシリーズで印象的だったのは、やはり食べ物のことであった(笑)
オランダボウフウ、松露、チシャ、サーディンのサンドイッチ、などなど。
どんなものなのだろう、と、ガブガブ並みにわくわくしていたものだった。
なあんだ、これのことかあ、と思ったもの(チシャ=レタスなど)もある。
当時はお目にかかったことがなくても、後に入手できたものもある。
訳者が意訳したもの(おらんだぼうふう)もあるようだ。
何度も読み直したシリーズだったが、さすがにいい歳になり、読み返すこともなくなり、遂に転勤を機に処分してしまった。
その後、差別問題等で一部が削除されたと聞いた。
しまった、早まった、と後悔したが、時すでに遅し。
しかし、著作権の消滅?により、新訳が登場した。
Wikipediaによると、2008年以降のことのようだ。
当時は、さすがに児童書を読み直しているような余裕がなかった。
昨年末、KINDLEで、「ドリトル先生アフリカへ行く」河合祥一郎訳のサンプルをダウンロードしてみた。
そうなると、先が読みたくなってしまう。
暫し迷ったが、角川つばさ文庫を購入した。
電子書籍版より、紙の本の方がいい。
新訳で、全訳のようなので、カットされた部分はないようだ。
残念なのは、作者自身による挿絵ではなく、pattyの絵になっていること。
子ども向けなので致し方ないだろうし、大人の事情とやらがあるのかも知れないけれど、絵がかわい過ぎる。
ドリトル先生は、もともと丸っこく描かれていたので、あまり違和感がない。
しかし、妹のサラなど、いかにもオールドミス風のぎすぎすした中年?女だったのが、可愛い少女風になっている(笑)
バンポ王子も美少年である(笑)
動物たちも、少々可愛すぎる。
でも、本の上部が、パラパラ漫画になっているのは、とても面白い。
それはさておき、読み返して、思ったこと。
今となっても、全く色あせることのないヒューマニズム、というか、動物愛護精神、というのだろうか、に則って書かれていること。
ドリトル先生には、人の間の差別意識も、動物に対する差別意識も、ないのである。
しかし、矛盾はある。
ドリトル先生は、元はお城も建っていた広大な土地に住んでいる。
家は小さいらしいが、かなり裕福で、かなり上位の身分の出身だと推察される。
(イギリスの身分制は全く判らないが)
テールコートとシルクハットを常に着用、皮のブーツを履いて、髭剃りも毎朝欠かさない。
ベーコンやソーセージを食して、お茶(アフタヌーンティー?)も欠かさない。
要は、英国紳士の典型、みたいな生活をしている。
にもかかわらず、身分による偏見は持っていない。
猫肉屋のマシュー・マグとも、靴屋の息子のトミー・スタビンズとも、対等な?友人関係を築いている。
博愛主義的な言動をしているが、犬がネズミを追いかけるのは否定していない。
(ジップはしょっちゅう、ネズミを追いかけている)
キツネがニワトリを襲うのも、生きる為に仕方がないと思っている。(「サーカス」)
肉食獣が狩りをするのは、自然なことなのである。
気になる訳が一箇所。
緑のカナリアの床屋さんの場面で。
「将校たちと船員」と訳されていたが、ここは、高級船員と(普通の)乗組員たち、が正しいと思う。
気になる記述も一箇所。
あとがきなのだが、トミーがアフリカ行きで登場したことになっている。
アフリカ行きの作者はトミーなのだろうから、間違っている訳でもないのだろう。
が、実際に登場したのは航海記からである。
野付半島(氷平線体験)と流氷観光砕氷船おーろら号
「冬の大自然を満喫、神秘の野付半島・氷平線体験と流氷観光砕氷船」に参加した。
大人の休日倶楽部パスを利用して、北海道ふっこう割が適用される。
4泊5日で、添乗員が同行する。
ツアー代金は¥83,000。
砕氷船に乗れる!!
という理由で参加申込をした。
ツアー行程
1日目(食事なし)
札幌(マイステイズ札幌アスペン)で宿泊
2日目(朝食、昼食(弁当)付)
釧路駅から観光バスに乗車
釧路市湿原展望台の見学
阿寒国際ツルセンター・タンチョウ観察センターの見学
釧路(ラビスタ釧路川)で宿泊
3日目(朝食、昼食、夕食付)
野付半島で、氷平線ミニウォーク体験
標津で昼食
プユニ岬観光
知床自然センター見学
ウトロ温泉(北こぶし知床ホテル&リゾート)で宿泊
4日目(朝食、昼食(弁当)付)
オシンコシンの滝観光
網走流氷観光砕氷船おーろらに乗船
網走駅~旭川駅 特急大雪
5日目(朝食付)
早々と申込をしたのだが、満席で、キャンセル待ちになってしまった。
が、5日後には申込OKの連絡が入った。
その10日程後には、催行決定の通知が届いた。
さて、問題は、冬の北海道の寒さが想像もつかないこと。
何を用意したらいいのか???
申込時に確認した情報では、ヒートテックの衣類、携帯カイロなどを用意する方がいい、防水の手袋が必要、とのこと。
念の為、ググってみると、北海道の寒さをなめたらいかん等の記事が見つかる。
厳寒の地を旅行するのは、これが最初で最後だろうから、防寒着の購入は避けたい。
手持ちの衣類でなんとかすることにした。
防水の手袋はないので、amazonで約千円のものを購入する。
防寒用の靴も必要なようだが、ゴアテックスのシューズと、ゴム長靴で間に合わせることにした。
後は、セーター、タイツ、下着、靴下などを重ね着する。
無論、ホッカイロも1袋用意する。
普段のキャリーバックで、いったん荷造りを済ませるが、長靴が入らなかった。
仕方がないので、30年来愛用?しているスーツケースに詰め替える。
雪道でスーツケースは運び難いらしいが、目一杯詰め込むわけではないから、辛うじて手に提げて持って歩けそうだ。
念の為、ホテルと駅の間の距離を確認する。
最長でも駅から2分とある。
釧路から網走まではバスで移動なので、スーツケースの出し入れは、ホテルの出入りの時だけで済む。
ついでに、車両編成も調べて、荷物置き場があるのを確認しておく。
という訳で、あまりお勧めではないが、ゴム長靴とスーツケースで、冬の北海道旅行に出掛けた。
結論から言うと・・・
ゴアテックスは札幌駅から出てすぐに、滑って転びそうになった。
以後、ゴム長靴だけを履いていた。
この、雪の日に金沢で買ったゴム長靴は、ほとんど滑らずに歩ける。
大雪にならない限り、丈もそこそこあるので、積雪も気にしないで歩き回れる。
但し。
ゴムなので、寒さが堪える(*ノωノ)
厚手のハイソックスにウールの靴下を重ね履きしていたが、立ち止まると、すぐにしんしんと冷えて来る。
もっとも長時間歩くことはなかったので、ほぼ問題はなかった。
マスクは、最初の3日間はしていたが(していないと、吸気から寒さを取り込むことになる)
眼鏡が曇るのと、首筋に隙間があると風が吹き込むので、マフラーを顔から巻くことにした。
この方が暖かい。
帽子は、アンデスのお土産の毛糸の帽子なので、耳も隠せるし、防寒にも全く問題がなく、小さく折り畳めるので、重宝した。
手袋は、防水のもの、普通の毛糸のもの、大きめのミトン、100均の木綿製、と4種類用意して、適宜重ね履きにした。
防寒には支障なかったのだが、スマホの操作の時には、やはり手袋を外してしまった。
幸い、天気には恵まれたので、観光する間くらいなら、素手でも大丈夫だった。
しかし、旅を終えて思うのは、荷物は軽い方がいいし、最新の防寒素材の衣類の方が嵩張らなくてよかったなあ、ということであった(笑)。
追記
今回、荷物を減らせなかったのは、やはり胆振地方地震での体験があったから。
実を言えば、簡易寝袋(ポケットサイズ)も持参していた。
帰路、旭川からスーツケースは宅配便で送ってしまったが、送るまでにはかなり逡巡した。
荷物は少ない方がいいに決まっているが、万一を考えると、最低限の備えはあった方がいいと思われる。
冬の北海道旅行5日目(旭川~東京)
5日目、旅の最終日。
旭川から東京まで、特急を乗り継いで帰る。
朝、大浴場に行くのも面倒なので、シャワーを浴びる。
朝食は6時半から、ビュッフェ形式。
オニオンスープ、旭川ラーメン💛、など。
ソフトクリームも食べ放題だったのだが、自分で巻くので、みっともない形に出来上がったorz
08:40にロビーに集合。
早めに荷造りして、フロントで宅配便(着払)で送る。
今日は列車に乗っているだけで、歩くのは駅での乗り換えだけのはずなのだが、念の為に、ゴム長を着用する。
(途中、乗り換えの在来線のホームが凍っていたので、ゴム長で大正解☆彡)
あとは、旭川駅から特急列車に乗り込むだけ。
10:25 札幌駅着予定だったが、2分程延着。
ホームを移動して、乗り換える。
10:44 札幌駅発 スーパー北斗10号
スーパー北斗(札幌駅)
スーパ―北斗にだけは、車内販売がある。
と、喜んでいたら、ニュースで、これも廃止になるそうな。
これが最後の機会、になってしまったようだ。
まずは、サッポロクラシックととろけるチーズと手焼きイカのおつまみセット¥550を購入する。
駅弁は添乗員さんが予約しておいてくれたので、受け取るだけになっている。
勿論、長万部のもりそば弁当¥650である。
そばの実アイス¥320と缶コーヒー¥150も購入する。
おつまみセット
車窓には、少し眩しいが、内浦湾の絶景が続いている。
窓際の席でなくて残念だったが、十分に堪能する。
長万部駅を過ぎると、待望のそば弁当が届く。
蕎麦と海苔と蕎麦汁、薬味、うずらの卵、みかんが少々入っている。
車内が暑いからか、冷たい蕎麦がとても旨い。
長万部のもりそば弁当
14:09 新函館北斗駅着
乗換までに少々時間があるので、改札を出て、売店まで行ってみる。
とはいっても、一服して、トイレを済ませたりするので、あまり時間がない。
壜牛乳1本¥160だけ購入する。
壜を返却すると、¥30返却されるそうだ。
無事、乗車できたので、あとは帰り着くだけ。
まずは牛乳を飲む。
鈴木牛乳
車内販売で、高清水を注文すると、新青森駅からの積み込みだそうだ。
新青森駅通過後、車内販売が廻って来たので、高清水¥320、うにの箱めし¥1620を購入する。
うにの箱めしと高清水
はやぶさでは充電ができるのだが、コンセントが窓側にしかない。
3人掛けの通路側だったので、途中で、お隣さんに断って、充電器に充電させて貰う。
仙台駅で下車する人がいたので、窓側の席に移る。
スマホに充電しながら、マンガを読む。
北海道旅行に因んで?、「頑張るな!!家康」(笑)
19:04 東京駅着
まずは、喫煙所を目指した。
冬の北海道旅行4日目(ウトロ温泉~網走~旭川)
4日目。
空はまだ曇っているが、雪は止んでいる。
ホテルの窓から。
朝食まで時間があるので、もう一度、大浴場へ行く。
景色を眺めながら、湯につかる。
視界が開けていて、気持ちがいい。
朝食は7時から、ビュッフェ形式。
昨夜食べ過ぎたなあと、と思いつつ、結構食べてしまう。
オニオンスープ・野菜のしゃぶしゃぶ、温野菜のフォンジュソースなど
ついでに、あっぺめしを小盛で一杯。
テーブルに置かれた説明書をざくっと読んでみると。
あっぺめしというのは、ここのシェフのオリジナルのようだ。
ひつまぶしの鮭めし版???
集合は8時40分。
いったんスーツケースだけを降ろして、ほかの荷物を取りに戻る。
チェックアウトの精算を済ませても、誰もいない。
添乗員さんだけが待機している。
促されるままに、荷物を持って、バスに乗車する。
すでに殆どの人がバスに乗車していた。
低気圧が通過したので、この先の予定、列車の運行には若干の不安がある。
テレビで確認したが、特に運休もしていないようだった。
一人旅だとあれこれ自分で心配しないといけないのだが、今回は添乗員同行なので、全てお任せ。
気楽でいい。
バスで10分程で、オシンコシンの滝に到着。
雪が積もっているので、上まで登らず、引き返した。
10cmくらいの積雪なら、ゴム長靴なので、ひょいひょいと歩ける。
が、履き口から少し雪が入ってしまった。
レッグウォーマーで塞いでおけばよかったのだが、思い至らなかった。
厚手の毛糸のレッグウォーマーは、暖かいが、雪が絡みついた。
粉雪なので、払えばすぐに落ちたが、防水スプレーをかけておくべきだった。
ここのトイレは、暖房が入っており、洗浄式だった。
売店があるはずなのだが、確認している時間はなかった。
遥か彼方の水平線の白銀の輝きが、多分、流氷。
砕氷船では、「流氷なし」ということで、流氷の欠片も見えなかった。
しかし、この翌日?、ウトロの辺りに流氷が着岸したそうだ。
この後、バスは1時間ほど走り、網走へ向かう。
釧路本線に並行して暫く走る。
左手に濤沸湖が続くが、凍っている。
凍っていない部分にはハクチョウが泳いでいた。
濤沸湖と、ハクチョウ(かなり小さいが)
10時半頃、砕氷船おーろら号の乗り場に到着。
この時点では雪が降っていた。
掲示板には、繰り返し、「流氷なし」の無常の文字が・・・(/ω\)
昨夜の天候では、乗船できるかどうかさえ、怪しかったのだから、乗れただけでも満足せねば。
おーろら号
乗船すると、船内の普通席はいっぱいだったので、特別席¥400に。
流氷が見えるなら、デッキでもいいのだけれど、見えないなら、寒くない方がいい。
売店で流氷ドラフト¥440と札幌おかき¥160を購入して、最前列に落ち着く。
流氷ドラフトと札幌おかき(焼きとうもろこし味)
流氷ビールは青い色をしている。
焼きトウモロコシ味の札幌おかきは絶品だった。
11:00 砕氷船おーろら号出港
砕氷船は、網走の桟橋を出て、流氷がない時はただの観光船として航行する。
未練がましく、持参の双眼鏡で水平線を眺めていたが、何も見えない。
・・・
とても残念である。
後で、流氷がなかったので、ツアー代金から¥720が払い戻された。
再びバスに乗車して、網走駅に向かう。
5分程で到着する。( 12時10分頃)
網走駅
小雪が降ってきたので、指定券(のメモ?)を受け取るとすぐに、駅舎へ。
とりあえず、一服する。
雪は降ったり止んだりしているが、列車の運行には支障がないようだ。
外は寒いので、待合室に入る。
売店で、サッポロクラシック¥250とエビアン¥140を購入する。
12:35 網走駅発 特急大雪4号
発車して間もなく、昼食の弁当が配られる。
空腹なので、すぐに食べ始める。
モリヤ商店の帆立弁当
特急大雪は、旭川に向かって、白銀の世界を走り続けているのだが。
なにぶん、弁当を食った後なので、眠くなる。
結局、道中の大半を眠って過ごしてしまった。
16:19 旭川駅着、の予定だったが。
さすがに、6分程延着した。
この日の宿のJRイン旭川は、駅に隣接している。
イオンモールの上階にあって、飲食も買物も困らない。
とはいえ、一歩も外に出ないのも。。。
(前回も、駅からせいぜい50m程の所しか歩き回らなかった)
ということで、駅から数分の所にある名人傍という蕎麦屋に行く。
さほど複雑な道順ではないのだが、念の為、地図アプリを頼りに行ってみる。
しかし、地図アプリは融通が利かない。
機械だからしょうがないのだが、どう見ても、歩き難そうな、雪が踏み固められた通路を歩け、と指定してくる。
雪のない通路も並行しているというのに(>_<)
アプリ指定の困難な道程の果て(笑)、店舗に辿り着く。
まだ夕飯時には早いからか、店は開店しているが、誰も入っていない。
メニューを見ると、なんと、天ざる¥800 Σ(・ω・ノ)ノ!
目にしたものが信じられず、動揺を落ちつけようと、まずは日本酒を注文する。
燗にして貰うと、男山がでてきた。
突き出しは、板わさ。
仕合せである(*^_^*)
天ぷらは海老天1本に、ほうれん草。
謎の菜っ葉の揚物?と思ったが、甘味があって、かすかにほうれん草の味がする。
意外なほど旨い。
北海道のそばつゆは、江戸前のつゆと違って、薄味のようだ。
なので、麺をたっぷりとつゆに浸して食べる。
とても満足して、店を出た。
店を出る頃には、数人の客がテーブルについていた。
大抵、天ぷらそばを頼んでいたようだ。
寒い時には汁そばも旨そうだ。
名人傍の天ざる
帰りは、アプリ指定ではない通路を通って、駅に戻る。
駅舎が見えているので、道に迷うことはない(笑)
途中、セイコーマートで、郵便切手を購入する。
切手しか買わなかったのに、スポンジを貸してくれた。
親切である<m(__)m>
駅近くの、雪に埋もれそうなポストに投函する。
ついでに、駅の周りのアーケード?で、土産物を物色する。
イオンマートのパン屋で、パンを数種購入しておく。
(旭川メロンパン¥150、プリオッシュナンテール¥140、ジャージー牛乳クリームパン¥180、チーズ・チーズ¥220)
ホテルに戻り、大浴場に行く。
温泉ではないが、大浴場がある。
半露天風呂もあって、入ってみるが、湯気で何も見えない。
屋内の湯船に戻って、ゆったりと浸かる。
湯船で手足を伸ばすだけで、疲れが半減する。
これで熟睡できるかと思ったのだが、列車内で爆睡したせいか、なかなか寝つかない。
一度起き上がり、サッポロソフト25℃をお茶割にして飲む。
ついでに、クリームパンとブリオッシュも平らげてしまった。
冬の北海道旅行3日目(釧路~ウトロ温泉)
3日目の今日は、野付半島と知床自然センター、プユニ岬に行く予定。
トドワラのことも、ナラワラのことも、何も知らなかったが、氷平線ミニウォークは楽しみにしていた。
朝食は6時半から、ビュッフェ形式。
無論、ひと風呂浴びてから、朝食会場に行く。
待望のチーズが出る。
コーンスープ、コロッケ、ミニクロワッサンなど
8時半に集合、くしろ観光バスで出発。
朝は、餌をとる為に活動的らしく、シカの姿をよく見かける。
鳥も飛んでいるが、判別がつくのはカラスぐらい。
牧場地帯らしく、牛が運動場に出ていたりする。
馬も見かけた。
人の姿の方が珍しい。
除雪は、人力ではなく、ショベルカー?でかきわけている。
バスの車窓から、凍っている川
途中、茶別酪農展望台?というところで休憩をする。
トイレが寒い。
夏は展望台に登れるらしいが、冬は閉鎖されている。
雪が降りしきっていたが、野付半島に近付くと、晴れた。
シカがたくさんいる。
ワシも後姿だが、見掛けた。
国後半島もよく見えていた。
野付半島ネイチャーセンターに着き、まず、ネイチャーガイドのレクチャーを聞く。
その後、いよいよ、氷上へ。
本当に、海が凍っていて、その上に雪が積もっている。
最初はこわごわ歩いていたが、氷上を歩き回るのが、意外と楽しい。
ガイドさんに面白写真を撮ってもらう。
野付湾
思いっ切り着込んで、焼酎を一口飲んでから、バスから降りた、のだが。
今日は暖かったらしい。
確かに、日が差していると、寒さをあまり感じない。
それでも、じっとしていると、やはり、きんとした冷気が取り巻いてくる。
ネイチャーセンターで、別海牛乳¥50、別海アイス(バニラ)¥250、布ふくろう3ケ¥1200を購入。
バスで移動して、標津へ。
ここで、昼食。
標津鮭三代漬丼
女将さんが由来などを説明していたが、途中で遮って、そばの実焼酎お湯割りを注文する。
精算のついでに、ミニようかん5個、帆立石鹸2個、帆立の殻付き石鹸、帆立貝柱1袋を購入する。(合計¥3520)
再び、バスで移動。
プユニ岬で下車観光の予定になっていたが、現在駐車禁止だそうで、車窓からの観光になる。
観光と言っても、ただ通り過ぎるだけ。
しかも、雪で何も見えず。
何も分らない状況で終了。。。(-_-;)
天気は悪くなり、視界を遮るほど。
ホワイトアウトという言葉通り、白だけになる。
知床自然センターに着いた時にも、吹雪いていた。
バスから入口までの、ほんの僅かな距離を歩いただけで、遭難しそうになる。
首筋の隙間などに、容赦なく風と雪が吹き付けてくる。
フードを被っていたのだが、あまり役に立たない。
マフラーを顔から巻きつけている方がよさそうだ。
館内で、まず、喫煙所を聞いてみる。
ありますが、外です、と気の毒そうな返事が返ってくる。
命にかかわりそうなので、諦める。
ヒグマの学術調査のVTRを見る。
9分間で繰り返し再生しているのだが、とても面白かった。
ヒグマを罠で捕まえて、吹矢の麻酔で眠らせる。
いろいろ計測して、発信機?をつけて、放すのだが、相手が大きいので、苦労している。
発信機?も回収するのだが、それもかなりな労苦の挙句。
研究者の方々の努力には、本当に頭の下がる思いがする。
15:30から映像ホールでの上映なので、その前に、土産物を物色する。
ヒグマやエゾジカなどの缶詰が買いたかったのだが、重くなるので、断念。
Tシャツ(知床トコさん)¥3500、えぞの蜜セット(てんさい)¥594、こけももジュース¥309、ハスカップキャラメル¥150、牛乳キャラメル¥150を購入する。
時間があったら、もう少し展示を眺めたかったのだが。
映像ホールで「知床の四季」20分を鑑賞する。
日本語のナレーションに、英語と中国語の字幕が入る。
ついつい字幕を見てしまう。
意味が解らないので、???となる(笑)
バスに乗車して、ウトロ温泉へ。
オホーツク海が見えてくるが、悪天候の所為か、鈍色で不機嫌そうに感じられる。
低気圧が通過中で、今夜から明日にかけて、天候はかなり荒れる予定。
バスの車窓から見たオホーツク海
今夜の宿は、北こぶし知床ホテル&リゾート。
スーツケースをバスからロビーまで運び出して貰えて、とても有難かった。
鍵を受け取り、まずは喫煙所に。
オホーツクラウンジの隣にあって、景色も眺められて、豪華。
ここで酒を飲もう、と思っていたが、結局忘れてしまって、行かなかった。
20時からはロビーでレクチャーがあったのだが、それも失念してしまった。
部屋は和室で、一人には広過ぎる。
まずは暖房機をつけて、加湿器をセットする。
次に、温泉へ。
屋上露天風呂は閉鎖中だったが、吹雪の中では、あまり残念とも思わなかった。
広々とした湯船で、周囲の景色を眺め渡せればいいのだが。
生憎、日没後の上に、雪、なので、視界がよくない。
見えるのは、知床の山、知床漁港、三角岩など。
ゴジラに見える岩があったが、自然の造形なのだろうか???
夕食は18時30分から、ビュッフェ形式。
ルームキーを見せると、席に案内してくれる。
まずは酒を注文する。
メニューを見て、少々迷ったが、地ビールから。
知床地ビール¥1300は美味。
その後頼んだサッポロのピルスナー¥1000もとても美味。
知床地ビール、玉葱のスープ煮、帆立焼き、枝豆昆布漬けなど
ピルスナー、昆布のしゃぶしゃぶなど
豚のしゃぶしゃぶと胡麻?豆腐(豌豆だったような?)
本日のラーメン(醤油)
ラーメンは頼むと、麺を茹でてくれる。
トッピングは自由なので、バター、コーン、もやし、ねぎをのせる。
最後にデザート。
アイスクリームコーナーで、丸いトング?をもてあましていると、スタッフの女の子が見かねて、すくってくれた。
バニラと南瓜をお願いする。
アイスクリーム、プリン、チーズケーキ、山ブドウジェルなど
さすがにこれだけ食べれば、腹がいっぱいになる(^◇^)
部屋に戻って、そのままぐっすりと眠ってしまう。
あまりに早く眠ってしまったので、午前1時半頃に目が覚める。
TVを見たりしていたが、折角なので、3時頃に起き出して、大浴場へ行く。
さすがにこの時間には誰もいない。
暗いので、景色はあまり見えないが、雪は降っていないようだ。
部屋に戻るが、まだ夜明け前。
しかし、温まったら、また眠くなってきた。
もう一度、寝直す。
冬の北海道旅行2日目(札幌~釧路)
今日は、いよいよ釧路に行く。
遂に、前回(9月)果たせなかった釧路湿原を、見に行くのである。
朝食は、6時半からビュッフェ形式。
パンも食べたかったのだが、パンケーキとパスタで、満腹になる。
牛乳と謎の発酵飲料はあったが、チーズは見かけなかった。
※発酵飲料はどこにもあった。北海道の定番なのか??
北海道の形をした目玉焼き、コーンスープ、パンケーキなど
8時30分にロビーに集合して、駅まで徒歩で移動する。
ゴム長靴を履いたので、普通に歩ける。
08:54 札幌駅発 スーパーおおぞら
札幌駅に入線するスーパーおおぞら
車窓には雪景色が続き、川も凍っている。
時折、雪原に点々と動物の足跡が続いている。
スーパーおおぞらからの車窓
今日は昼食(弁当)付。
札幌駅で積み込んだ駅弁だった。
知床とりめしで、期待以上に旨かった。
知床とりめし
13:20釧路駅着
くしろバスの観光バスに乗り換えて、釧路観光へ。
まずは、阿寒国際ツルセンターに向かう。
夕方にはタンチョウがいなくなってしまうそうで、湿原展望台を後回しにして、ツルセンターに行くことになった。
バスで小一時間ほどで、到着。
センターの入口の寒暖計を見ると、マイナス4℃くらい。
当然ながら、じっとしていると寒い。
屋外の観察センターで、タンチョウを眺める。
時折羽ばたくが、求愛ダンスを行うまでは待っていられない。
奥の方で、ハクチョウが雪にうずくまっているのも眺める。
(白い雪の上に白い鳥なので、でこぼこにしか見えない)
早々に館内に戻って、中を一周してみる。
展示をじっくり見ている時間はないので、絵葉書3枚(¥300)だけを購入する。
タンチョウ
バスに戻って、釧路市湿原展望台へ。(40分程)
展望台の中の展示も面白そうなのだが、ここも時間がないので、まっすぐに上階の展望台に行く。
冬に湿原を観ても、凍っているので、つまらないかと思っていたが。
遥かに続く湿原と、多分白く凍っている釧路川、釧路湾も見渡せて、広大な景色に感動した。
その後、今夜の宿、ラビスタ釧路川へ。
ここの展望風呂から夕陽が見えるかと期待していたのだが。
残念ながら、到着した時には日が暮れていた。
ここでは、周辺地図とクーポン券が一緒になったパンフレットを貰う。
今夜は蕎麦を食おう、ということで、メモを見ると。
最短距離の蕎麦屋は18時からだったので、この時間でも開いているぬさまい東屋に行く。
幣舞橋を渡って、道東四季の象の冬と秋を見上げる。
地下道を通って、少しまごついたが、何とか店を発見する。
酒がなかったので、ビールを頼み、天ざるを注文する。(合計¥1950)
突き出しはサラミ。
蕎麦屋でサラミは珍しい気がするが、とても嬉しい。
蕎麦もてんぷらもとても旨かった。
酒がなかったのが残念。
天ざるのてんぷら
夏の像、春の像、と眺めて、幣舞橋を渡って、ホテルに戻る。
楽しみにしていた大浴場(温泉)に行く。
露天風呂もあるのだが、暗くて景色が見えない。
それに、さすがに零下だけあって、出入りが寒い。
浸かっている間も、顔が寒い。
早々に切り上げて、屋内の風呂を堪能する。
大浴場の隣に、休憩所があって、謎の発酵飲料がサービスされている。
名称がついていたのだが、忘れてしまった。
(翌朝はヤクルトになっていた)
このホテルはドーミーインの系列で、夜泣きそばサービスがあるのだが、利用せずに寝てしまった。
ドーミーイン(函館周辺?)は、津軽海峡フェリーで乗り合わせた人から、地震の後の対応がとてもよかったと聞いている。
ここでも、洗面所に非常時用の水(飲料ではない)が備えられていた。
今回のツアーで、スマホ携帯用のアダプターはどこも備え付けてあったが、非常用の水が置いてあったのは、多分、ここだけだった。
冬の北海道旅行1日目(東京~札幌)
「冬の大自然を満喫 神秘の野付半島氷平線体験と流氷観光砕氷船」4泊5日のツアーの初日。
東京駅9時36分発のはやぶさ11号の車内集合なので、事前に送付されていた大人の休日倶楽部パスを使用して、東京駅へ。
今回は、スーツケースの大荷物を持参なので、比較的混雑していない京浜東北線を利用して、東京駅に向かう。
朝早く起きて、コーヒーを煎れ、携帯マグに詰めておいた。
のだが、リュックに入れ忘れてしまった(*ノωノ)
ドリップコーヒーも詰めたのにorz
仕方がないので、飲物は都度調達することに。
2時間前には家を出たのだが、荷物が嵩張るので、結局、構内の移動に手間取ってしまった。
それでも、30分前にはホームに到着する。
この先の長い道中に備えて、まずは一服しておく。
KIOSKで缶コーヒー、駅弁屋でチキン弁当¥900を購入して、乗車予定の2号車の停車位置に移動する。
随分早いと思っていたが、添乗員さんはすでに待機していた。
座席は指定なので、並んで待つ必要はないのだが、今回は、嵩張る荷物を荷物置き場に格納しなくてはならない。
幸い、はやぶさの荷物置き場は段が組んであって、すんなり格納できた。
09:36 東京駅発 はやぶさ11号
ツアーなので、座席を自分で選ぶことはできず、三人掛けの通路側。
真ん中の座席は空いていたし、窓側の座席も途中の仙台駅で空いた。
まずは、車内販売で、高清水¥320とほや¥350を購入する。
唐揚げをつまみにちびちび飲もうと思ったのだが、やはりビールの方が合う。
プレミアムモルツ¥300を追加購入する。
チキン弁当
仙台で窓のカーテンを開けると、外はすでに雪景色になっていた。
花巻の辺りは雪もなかったが、新青森は一面の銀世界。
いよいよ青函トンネルを通過して、北海道へ。
・・・
3度目の青函トンネルの通過なのだが。
期待感がなくなってしまった所為か、いつの間にか通過し、いつの間にか北海道の景色になっていた。
13:38 新函館北斗駅着
在来線のホームには雪が降りかかっている。
新函館北斗駅は、スーパー北斗の始発駅ではないので、ホームで入線まで待つ。
スーパー北斗には車内販売がある。
ワゴン車が来るのを待ちわびるようにして、呼び止める。
サッポロクラシックを購入すると、つまみも一緒に買うと¥550になるという。
とろけるチーズと手焼きイカを購入する。
アイスクリームはそばの実アイス¥320で、別の人が販売しに来る。
長万部で積み込むかにめし¥1180の予約ができるというので、福司¥210とともに予約しておく。
長万部に停車後、程なくして、かにめしと福司が届いた。
かなやのかにめし
かにめしも楽しみにしていたが、勿論、内浦湾の車窓も楽しみにしていた。
初夏の内浦湾もよかったが、冬の雪景色もとてもいい。
雪が積もっているので、動物が見つけやすい。
キタキツネとハクチョウを見かけた。
スーパー北斗の車窓から 室蘭辺り
17:41 札幌駅着
駅から徒歩2分のホテルマイステイズ札幌アスペンに移動する。
2分どころか、信号で引っかかったので、10分位かかった。
歩道の雪が凍っているので、滑る。
滑る上にでこぼこしているので、キャスターがスムースに動かない。
かなり難儀したが、なんとか無事に到着する。
チェックインは添乗員さんがしてくれるので、鍵を受け取るだけ。
周辺の飲食店地図も貰えた。
今夜の食事は、各自で。
そば屋に行こうと思っていたのだが、チキン弁当とかにめしで腹がいっぱいになってしまっている。
とりあえず、持参のゴム長靴に履き替えて、毛糸の帽子を被って、外に出てみる。
凍った道でもほとんど滑らなくなったが、ゴム長には保温機能がないので、寒い。
眼鏡が曇るので、マスクを外すと、ほとんど息苦しいくらいに、空気が冷たく、乾いている。
うろついていると遭難しそうなので、至近距離の北海道大学に向かってみる。
クラーク象があるはずなので、スマホで探す。
かの名高い、大志を抱けのクラーク象は、羊ヶ丘という別の場所で、ここにあるのは、胸像だった。
一応、ライトアップされているが。。。
雪道をよろけながら、ホテルに戻る。
途中に、セイコーマートがあったので、立ち寄ってみる。
マスクとか、足用のカイロとか、防寒用具を買うべきだったのだが。
店内を吟味した挙句、食い物関係ばかりを購入する。
北海道ミルクコーヒー500ml¥98、北海道牛乳200ml?¥80、サッポロソフト25℃(焼酎)¥208、ハスカップバニラアイス。
今夜の夕食は、ハスカップアイスとなった。
ホテルの部屋には、加湿機能付きの空気清浄機が備え付けてあった。
タンクに水をくもうとしたが、洗面所の蛇口が、大きなものに水をくむようにできていない。
いっぱいにしたら、タンクを取り出せず、ほとんどこぼれてしまった。
仕方がないので、コップで水をくむ。
ようやくタンクをセットして、加湿をオンにする。
何となく肌寒いので、エアコンも入れる。
室温は16℃だったようだ。