ローマ軍

ローマ人は土木工事が趣味だったのかと思うほど、ヨーロッパ周辺にはローマの遺跡がある。
道路、水道、円形競技場、風呂。


この工事を行ったのは誰なのかというと、当たり前なのだが、ローマ軍団の歩兵達だった。
戦闘時以外の演習代わりのようだが、別に、兵士達は喜んで取り組んでいた訳でもないらしい。
趣味で土木工事をしていた訳ではなかったと、今更ながらに認識する。


防具、武器、その他装備、工具?を背負って、一日に相当の距離を移動し、駐屯地、攻城機などを
設置するローマ兵の主食は、というと、小麦だった。
小麦粉の支給を受けて、料理は自分でする。
オリーブオイル、チーズ、ワインなどもあったらしいが、とにかく小麦。
ガリア戦記カエサルも記述している。
支給日が近づいたので、追撃はやめた。
小麦の刈入をしていたら急襲された。などなど。


重労働なのに、小麦だけじゃ足らんのでは?
肉や野菜はどうするんだい、と思うが、
やっぱり、小麦だけ食ってたわけではなく、肉や魚や野菜は現地調達だったようだ。
二千年前の欧州には、鳥や獣や草木も豊富だっただろうから、これはこれで合理的なのかも。