「バベルの塔」展
16世紀ネーデルランドの至宝―ボスを超えてー
東京都美術館 2017.4.18~7.2
入場料1600円
上野駅から東京都美術館に辿り着くのに、少々迂回してしまった。
西郷さんの像を見よう、と思いながら、京成線のエレベーターで降ったので、上野公園の裏側に出たようだ。
公園内をしばらく歩き、動物園に辿り着いた。
現在地を確認すると、斜め前に、東京都美術館がある。
入場して、いきなり、仏像らしきものが見える。
間違えたかと、一瞬焦るが、聖人の像だった。
「四大ラテン教父」(木像)だそうだ。
木像、三連祭壇画、15、6世紀の宗教画が続く。
聖人の逸話など知らないことが多いが、解説を読みながら眺めると、とても楽しい。
2階へ行くと、ボスの世界になる。
「放浪者」「聖クリストフォロス」
ボスの模写、模倣、版画。
ボスは無気味だと思っていたのだが、実物を見て、誤りだったと撤回する。
特に、ボスの絵に基づく版画の精密さに、感動!!
謎の生きもの?は、確かに無気味だが、それだけでなく、いろいろ考えさせられる。
3階は、ブリューゲル。
農村画家で、牧歌的な画なのかと思い込んでいたが、さにあらず。
ボスから着想を得た無気味な怪物たちやら、一見平和に見える風景の中に、相反するような寓意画が隠されている。
最後に、「バベルの塔」が展示されている。
意外に小さい気がする。。。
が、拡大しても耐えられる細部の精密さには驚く。
写真スポット。
窓に、ボスのクリーチャーが貼ってあったので、外から。