成田山新勝寺 特急北総江戸紀行と襖絵拝観ツアー
とても珍しいことなのだが、日帰りツアーに参加してみた。
実は、団体行動は苦手だ。
体力的について行けないのと、性格的に無理がある。
とはいえ、ツアーには、個人では見学できないところにも行ける、という利点がある。
という訳で、成田山の写経と襖絵拝観ツアーに参加してみる。
ツアー名称「列車で行く房総の旅」
~成田山新勝寺で体験修行と「襖絵」特別拝観~
旅程
08:05 新宿駅発 臨時特急北総江戸紀行
09:25 成田駅到着
成田山新勝寺の職員が迎え、集合場所まで案内
10:00までに信徒会館1Fで受付(バウチャーあり)
・体験修行(写経 御宝号 御護摩修行 坊入 修行膳)
・襖絵「日月春秋」(大山忠作)特別拝観
・境内散策(ガイド付)
・勝御守付
15:00頃解散予定
16:19 成田駅発 臨時特急北総江戸紀行
17:38 新宿駅着
新宿駅までは自力で行く。
(というか、成田駅までは自力で到着しなくてはならない)
秋葉原で乗り換えた方が時間的に余裕があるのだが、臨時特急の始発が新宿駅なので、新宿駅まで行くことにする。
時間的に速いのは、東横線を利用して渋谷で乗り換える、なのだが、渋谷の乗り換えが面倒なので、結局、JRで横浜駅に行き、湘南新宿ラインに乗る。
ちなみに、行きはSUICAを利用し、新宿で改札を出たので、¥637。
帰りは改札口で精算したので、¥640。
・・・3円損したような気がする。。。(気がするだけでなく、実際にそうなのだが)
まずは、新宿駅で乗車ホームを確認する。
事前に乗換案内で確認しておいたのだが、念の為…。
ところが、駅構内の掲示板には08:05発の列車があっても、特急名が空白になっているΣ(・ω・ノ)ノ!
念の為、改札口まで行って、駅員さんに尋ねてみた。
乗換案内の情報で正しかったのだが、特急名が表示されていないので、なんとなく不安が解消されない。
しかし、指定のホームで待つこと暫し、時間通りに、特急北総江戸紀行が入線してきた。
臨時特急北総江戸紀行
…「臨時」とあるだけで、特急名は表示されていない。
指定の座席に陣取り、早速、朝食にする。
早6時に出たので、朝食抜きなのだった。
朝なので、軽めに、サンドイッチとビール(笑)
新宿駅から東京駅までの中央線には何度か乗ったことがあるが、大抵、仕事だったり、夜だったりで、景色など眺めたこともなかった。
今回は、ゆったりとビールを飲みながら、風景を眺める。
川沿いを走っていたりして、結構、楽しい。
乗車時間は一時間半弱なので、退屈する間もなく、成田駅に到着する。
ホームには係りの人が待ち受けていて、道案内をしている。
改札を出ると、駅前の広場に、袈裟を着た案内人?がいる。
続々と人が集まって来る。
なんと、総勢120余名!で、成田山新勝寺に向かう。
成田山には、四半世紀前に来たことがあり、もっと鄙びた参道だったような記憶があるのだが、瀟洒な店が並ぶ道筋になっていた。
暫く参道を下り、 信徒会館の前で、バウチャーと引き換えに、受付を済ませる。
ツアーの世話は、信徒の人達が運営しているようだ。
正門から、石段を登り、境内を少し歩いて、写経場へ。
椅子席だったので、かなり安心する。
のだが。。。
当然ながら、写経は初めてである。
仏教用語がまるで分らない。
漢字が読めないし、意味が解らない。
困ったことになったぞ、と思っていると。。。。
「作法次第」が置いてあり、事細かに解説がしてある。
さらに、司会のお坊様が懇切丁寧に解説してくれる。
写経次第に則り、輪袈裟を被り、塗香、三礼、座禅、写経をする。
小さな硯と小筆が置いてあり、筆ペンではない(^^;)
般若心経を書き写すのかと思いきや、「南無大日大聖不動明王」の御真言、十文字だけ、であった。
たった十文字とはいえ、なにしろ、習字をしたのは、四十年程前のこと。
新品の小筆のおろし方も忘れてしまっている。
かなり苦労して、書きなぞる。
御勝守、写経をした証明書?、パンフレットなどが付録になっている。
写経は、願意と住所氏名を記入して、前方の御不動様に納める。
本堂に移動して、御護摩修行をする。
和楽のような音楽が流れており、暫し待つと、僧侶が入場してくる。
「ファンシーダンス」のようだ。
結構派手なパーカッションと読経が、意外と楽しい。
終盤になると、皆持物を預け始める。
御護摩にかざして、お清めしてから、返してくれる。
御護摩祈祷の後は、精進料理。
五味五色で調理されているそうだ。
中央の茶色の輪が、勝ち牛蒡と言われる大浦牛蒡の煮たもの。
収穫までに8カ月かかり、その後5年も畑を寝かせる希少品だそうだ。
般若湯がついている。
杯が小さいので、手酌で数杯ほど飲む。(物足りない。。。)
食事の後、いよいよ、襖絵の拝観。
「日輪の間」「月輪の間」の大山忠作の襖絵「日月春秋」を解説付きで拝観する。
畳の縁。
牡丹の柄だったと記憶しているが、定かではない。
早暁の日輪
しだれ桜
雲海に浮かぶ月
楓
拝観後は、ボランティアガイド付きの境内散策。
光明堂
弘法大師像
醫王殿
有難いお話は、あらかた忘れてしまったのだが、思っていたよりも楽しく過ごせた。
ブラタモリで言っていたように、アミューズメントパークとして、十二分に楽しめたのだった。
三時頃に、正門付近で解散。
参道をよろよろと登り、成田駅へ。
鰻を食べたかったのだが、40分はかかると言われたので、断念。
駅付近で、アイスミルクと、ソフトクリームを食べる。
これでは、甘いものの食べ過ぎである。
心を入れ替え、ニューデイズで、ビーフジャーキーとかぼすハイボールを購入する。
ホームでは、信徒の方が、お見送りをしてくれていた。
16:19発の臨時特急北総江戸紀行に乗車し、新宿駅へ。
多分、時間通り17:38に新宿駅に到着したのだと思うが、歩き疲れて、熟睡していたので、不明。
18:03発の新宿ライン快速小田原行きに乗り継ぎ、横浜駅に戻る。