小笠原クルーズ 3日目(父島二見港入港)

今日は、父島の二見港に入港する。

いろいろ盛りだくさんで、忙しい。

まず、二見湾のブイに係留する作業を見なくてはならない。

海亀放流見学、南島観光のオプショナルツアーに参加する。

夜も、船上ボニンアイランドイベントや、盆踊り、海亀夜話などがある。

 

日の出は04:39頃の予定。

律儀なひつじくんに、朝4時に起こされる。

仕方なく、起き上がり、コーヒーを淹れる。

しかし。

折角早く起きたのに、水平線には雲が立ち込めている。

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暫く待ったが、日の出は拝めず、諦める。

残念である。

 

5時頃、喫煙所でぼうっと海を見ていると・・・

なんだか、船のすぐ脇の波に、種類が異なる波が立っている。

よく見ると。。。

イルカ!!

水面を跳ねるように、数頭が泳いでいる。

Σ(・ω・ノ)ノ!

誰かに伝えたいのだが、誰もいない。

それに、カメラを構える間もなく、船から離れていってしまった。

僅かな時間とはいえ、イルカを目撃できた。

ので、大満足(*^^)vである。

 

06:00少し前から、オープンバーで待機して、マフィンとペストリーを取り、ミルクティーを注文する。

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バナナ味だった気がするが、はっきりと思い出せない。

ペストリーもとても旨かったのだが、黒豆だったか??

 

オプショナルツアーは午後からなので、午前中は余裕がある。

聟島列島や兄島が見える筈なので、11Fデッキに行く。

すでに、父島に近付いていて、間もなく二見湾に入る。

6時半頃には係留作業が開始される。

二つのブイに係留する、という珍しい作業らしい。

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6時50分頃に係留が終わる。

 

7時頃に展望風呂に行くと、さすがに、今朝は空いていた。

ほぼ一人だけで入浴。

風呂上がり(7時20分頃)に、デッキから見下ろすと、舷側に漁船が並列していた。

 

今日の朝食時間は06:30~09:00、昼食時間は11:00~13:00。

通船の運航

ぱしふぃっくびいなす発が、08:00~08:50が随時運航、09:00、09:40、10:20、11:00、11:40、11:50~13:20は随時運航、14:00、14:40、15:30が最終。

二見港岸壁発は、09:20、10:00、10:40、11、20、11:40~12:30が随時運航、13:20、14:20、15:20、15:30~16:20が随時運航、16:20は最終通船。

随時運航は漁船で、定刻発着はきゅーぴっど号のようだ。

当然、漁船に乗りたい。

 

7時半頃、朝食に行く。

まずは、林檎ジュース。

毎日は出ないようだが、この林檎ジュースが美味しい。

次にかぼちゃのポタージュ。いつもスープは熱々で美味しい。

今日はパスタがないので、コールドミートに温野菜と焼きたてパンを取る。

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デザートはスイカとパイナップルとリンゴ。

 

帰りがけに確認すると、今日の昼食は中華である。

これはやはり、船に戻って来て食べなくては。

 

海亀放流見学は10時からだが、8時半頃、漁船の通船に乗って、上陸する。

 

漁船から見たぱしふぃっくびいなすと係留ブイ

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岸壁にはテントと椅子と、冷たい飲物が用意されている。

パンフレットが置かれ、特産品のコーナーが出ている。

レモン味のマシュマロを一ついただく。

船に戻る時に買おう、と思っていたのに、戻って来たら、もういなくなってしまっていた。

 

とりあえず、ビジターセンターを目指して、歩き始める。

メインストリートを歩いている筈なのだが、まだ早いのか、見掛けるのは、ぱしふぃっくびいなすの乗客ばかりのようだ。

 

とりあえず、「B-しっぷ」の位置を確認する。

父島の観光地図は、全てここが起点になっている。

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後で訪れようと思って、結局、すっかり忘れてしまった。

 

少し先がビジターセンターで、上陸直後に、パンフレットを一綴り貰っていた。

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特別展「寫眞で見る小笠原 返還五十周年を迎えて」「小笠原のさかな展」が開設中。

常設されているのは、復元した実物大のカヌー、歴史文化系や自然科学系の展示があり、小笠原の情報はひととおり集まっているようだ。

中は撮影禁止だったかも知れないが、海底地形の図などを少し撮影する。

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9時10分頃、大村海岸に移動する。

砂浜でないからか、海水が透き通っていて、とても美しい。

水着は持って来たのだが、サンダルは忘れてしまった。

素足で歩くと少々、痛そうである。

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ギョサンを買うべきかと考えながら、結局、海を眺めているうちに、雑事はすっかり忘れてしまう。(老齢の所為かも知れないが)

海岸にいて眺めているだけで、飽きないのだが、さすがに暑いので、四阿(通称げげげハウス)に移動して、海亀放流までじっと待つ。

 

十時少し前に案内があり、ウミガメ放流の準備が始まる。

 

何故か、近くにヘリコプターが飛んで来て、爆音がうるさい。

赤いヘリコプターなので消防署かと思ったが、

海上自衛隊の敷地で、50周年記念イベントの為に、都の職員?が飛んで来たとのこと。

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小さくて判り難いが、中央の山際あたりを赤いヘリコプターが飛んでいる。

 

10:00~ ウミガメ放流見学(大村海岸)

放流前に、ウミガメを至近距離で見せてくれて、触らせて貰える。

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このウミガメは、機嫌が悪かったのか、せっかちなのか、放流されると、砂浜を一気に縦断し、あっという間に海に帰って行ってしまった。

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残りのウミガメたちは、ゆっくり進んで行き、途中で休んだりしながら、海へと帰って行った。

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ギョサンでも買おうかと思いながら、JA(東京島農業協同組合小笠原父島農産物観光直売所)に向かう。

入り口にアイスクリームの幟が立っていて、旨そうである。

中に入ると、モンステラが一つ残っていたので、まずは、これを確保する。

ラム酒パッションフルーツリキュールを買い込み、ジャムの小瓶とや島レモン、島パッションなどと一緒に、発送して貰う。

おがさわら丸に混載されるので、次の出港日(7/2)の発送になる。

 

珈琲と蜂蜜を先程の物産店?で買物おうと、岸壁のテントまで戻る。

しかし、おじさんはもう店じまいして、いなくなってしまっていた。

見本だけ置いていたのか、売り切れたのか??

さっき聞いておけばよかったと、後悔する。

しかし、紺碧の海が目に入ると、些末なことは忘れてしまう(-_-;)

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キューピッド号で、ぱしふぃっくびいなすに戻る。

いったん部屋に戻るが、ルームクリーニングのチームが間近に迫っていたので、そのまま、メインダイニングに行く。

 

11時半過ぎから、昼食。

中華 ✌('ω'✌ )

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野菜春巻き、水餃子のスープ、酢豚、ちりめんレタス炒飯、マンゴープリン

メニューに梅酒があったので、梅酒のソーダ割を注文する。

 

昼食後、部屋に戻って、シャワーを浴びて、着替える。

二時間ほど外出しただけなのに、汗だくになってしまっている。

午後からは、南島海域公園ボート遊覧のオプショナルツアー(所要時間約1.5時間)に参加する。

13:30に岸壁集合である。

オプショナルツアーの通知に、シールバッチ=参加章(エメラルド色、14)がついていて、要貼付とあったので、帽子に貼り付ける。

漁船に乗るには邪魔なので、ウォーキングポールは置いて行く。

念の為、酔い止めに、持ち込んだコーラを持参する。

 

1時頃には漁船に乗って、岸壁に上陸する。

テント内の椅子に座って、暫し待っていると、ツアー番号で呼ばれる。

14号車?の漁船は、青灯台付近に停泊していたので、集合場所から、少々歩いて移動する。

岸壁でライフジャケットを身に着け、漁船に乗り込む。

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二見湾から、野羊山を廻って、ジョンビーチなどを眺めながら、南島海域公園に向かう。

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途中、海亀と遭遇する。

私にとってはかなり珍しい体験なのだが、地元の猟師さんにすれば、猫に出会ったくらいの日常なのだそうだ。

 

父島の最南端をかすめて、イルカなどを探して、少し外洋に出る。

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かなり揺れる。

バランスが取れないだけで、全く不快な気分にはならない。

コーラの効用かどうかは不明だが、水分補給の為に、時々コーラを飲んでおく。

丸一日あれば、イルカなどにほぼ100%出会うことができるらしいが、今回は残念ながら、遭遇しなかった。

午前中に同じツアーに参加した人は、普通にイルカの群れを見た、と言っていた。

とはいえ、ボニンブルーの海を堪能したので、満足する。

ハートロックとボニンブルーの海

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今日は天気も良く、母島も見えた。

 

二見湾に戻ると、直接、ぱしふぃっくびいなすに着岸するというので、そのまま船に戻ることにする。

午後三時。勿論、プールへ行く。

残念ながら、プールサイドバーは三時までで閉店していた。

暫しプールで浮かんで、ジャグジーに入る。

展望風呂は大混雑している、と聞いたので、部屋に戻って、シャワーを浴びる。

 

4時半少し前に、サンドイッチバーへ行く。

今日は、小倉クリームサンドとチーズサンド。

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アイスコーヒーとともに、どちらも美味しくいただく。

 

十分遅れくらいで、盆踊り教室(16:30~17:00)に参加する。

すでに炭坑節は終わって、東京音頭の途中になっていた。

半世紀程前に踊ったきりで、無器用、音痴、運動音痴と三拍子揃った私には、盆踊りでさえ、難易度が高い。

うっすらと幼少期の記憶が蘇ってはきたが、勿論、体がついて行かない。

うろ覚えのまま、教室が終わる(-"-)

 

17:30~18:30 小笠原諸島返還50周年記念びいなす船上ボニンアイランドイベント(7Fメインラウンジ)

これは楽しみにしていたので、時間前に着席する。

 ・小笠原村副村長挨拶

 ・船長挨拶

 ・記念品の交換

 ・セーボレー孝(小笠原村役場総務課長)による講演

 ・南洋踊り披露+実演。。。

講演は、大西洋の鯨を捕り尽くして、太平洋に進出する捕鯨船団、明治時代の開拓、太平洋戦争、日本へ返還(星条旗を降ろし、日の丸を掲げる)など、とても興味深かった。

南洋踊りは、副村長が衣装を着替えて、歌って、踊って、指導する。

 

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なかなか複雑で、盆踊りで躓いている私には、簡略版も難しい。

動画で写しておけば、復習もできてよかったのだが。。。

とはいえ、とても楽しく、記念品のコースターをいただく。

 

祖先はインカからポリネシアを経て、日本にやって来た、と勝手に自認しているのだが、どうやら小笠原は経由して来なかったに違いない。

 

19:30~21:00 夕食(和食)

先附(島寿司)、造り(平目の昆布〆)、椀物(射込み大根の山葵餡)、焼物(青森シャモロックのレモン焼き)、揚物(ずわい蟹の変わり揚げ二種(磯辺揚げ・湯葉揚げ)、酢の物(長芋もずく)、食事(吸い物、ご飯、香の物)、菓子(水無月

お勧めの日本酒、磯自慢を注文する。

シャモロックは身が締まっていて、固い鶏肉が好みなので、とても旨かった。

蟹の変わり揚げもとても美味。

 

島寿司

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食事の後、星空を眺めに行くが、月夜(月齢は13夜の筈)の上に、雲が多い。

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満天の星、または頭上の天の川を期待してたのだが、どちらも叶わず。(-"-)

 

21:15~22:00 縁日&盆踊り大会(8Fメインホール)

金魚すくい(ゴム製?)をして、かき氷を食べる。

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盆踊りの練習には、参加する。

小笠原音頭は、ざぶざぶざっぶ~んと跳ねるので、楽しい。

のではあるが、目が廻って来たので、本番は座って見ていることにする。

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22:30~23:00 夜話 小笠原とアオウミガメ(7Fピアノサロン)

いつもは寝ている時間だが、頑張って、参加する。

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カフェオレを飲むが、気を抜くと、眠ってしまっている。。。

大航海時代の海亀は新鮮な生肉として食用にされていたそうな。

今だったら、動物愛護団体が猛攻撃しそうな話だが…。

 

23時過ぎ、遂に、夜食会場を訪れる。

半分眠りながら、ベーグルサンドと中華雑炊を少し食べて、退散する。

長い一日だったが、とても楽しかった。