東京ジャーミイ

東京ジャーミイに行って来た。

モスクの空間が好きなので、都内にモスクがあると知ってから、一度は訪れてみたいと思っていたのだが、なかなか果たせずにいた。

代々木に用事ができたので、そのついでに行くことにする。

 

経路は、東急東横線菊名駅から渋谷駅へ。

直通で、東京メトロ副都心線に乗り入れているので、明治神宮前駅まで行く。

明治神宮前駅で、東京メトロ千代田線に乗り換え、代々木上原駅で下車する。

ここから徒歩で十分弱。

 

東京ジャーミィは、正式名称が東京ジャーミイ・トルコ文化センター。

2000年に開館。

オスマントルコ様式を踏襲した鉄筋コンクリート造りの建造物。

 

かなり遠くからでもミナレットが見える。

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正面玄関

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玄関上部のカリグラフィは一部しか写っていないが、意味は

「東京ジャーミィは神の館、この地にあまねく永遠の聖なる光を」

 

1階正面玄関の左側

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「そして、水から一切の生きものを造ったのである、と崇高なるアッラーはおおせられた」(クルアーン第21章30節)

 

2階の礼拝所前から見上げたミナレット

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礼拝所の入口の扉

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扉の上部

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右側の扉の上「慈悲あまねく慈悲深きアッラーの御名において」

左側の扉の上「あなたがたは、平安に心安らかにこきにお入り」

 

礼拝所の中も見学できる。

写真撮影は許可がいるらしいので、残念ながら写せなかった。

 

礼拝所に入るには、靴を脱ぐ。

女性は、肌が見えないようにして、髪を覆う。

一応半身を覆えるショールを持参して行ったが、入口のすぐわきに、貸出用の服が置いてあった。

白いスカーフも貸し出していて、被っていない人には、係りの人が配って廻っていた。

 

内部はふかふかの絨毯で埋め尽くされていて、ドームの空間が厳かな雰囲気を醸し出している。

アラビア文字のカリグラフィや、様式化されたアラベスクがとても美しい。

 

モスク内を見廻して退出しようとしたが、礼拝所正面の扉を閉めて説明を始めたのでで、便乗して、眺める。

実は、土日は2時半からガイドツアーが行われているのだった。

 

アザーンが始まる。

礼拝は16時からと思っていたのだが、15時からだったようだ。

1階は閉まっているので、外階段から降りるようにと言われる。

礼拝中も見学していていいらしい。

言葉通り、1階が全て閉鎖されてしまっていたので、礼拝を見学する。

 

多分アラビア語なので一言も判らないのだが、聖地メッカの方角に向かって皆で礼拝をして、イマームと思しき人がコーランを読む。

この日は入信式があった。

これもアラビア語なのだろうが、多分、イマームが信仰に対する心構えを説いて、入信者はコーランの一節を暗唱する。

終わると、お互いにお祝いをし合って、最後に紙袋を受け取っていた。

七五三の神授品のようなもの、なのだろうか?

 

1階は、文化センターや多目的ホールになっている。

 

クルアーンコーラン

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入口付近には、ショップと応接間がある。

応接間では、無料でチャイとお菓子が提供されている。

試食したかったのだが、先客があって、割り込めなかった。残念。

その代り、ショップで少々買物をする。

小型のコーランと数珠(ミスバハ?)¥1450

Esma-ihüsnaと書かれた木製の置物¥600

パンフレット¥200

 

Esma-ihüsnaとは何なのか判らないので、ググってみた。

「Allahüta'alaの美しい名前を意味します。」

どうやら、アッラーの神のいろいろ呼称をアラビア語で記載したもののようだ。

次回は、2時半からのガイドツアーに間に合うように行くことにしよう。