はとバスツアー(千葉の社会科見学)
近頃、やたらとメールマガジンが入る。
ポイント〇倍やら〇〇ポイントプレゼントやらクーポンやら。。。
有難いのか(お得だと謳っている)、迷惑なのか(ほとんどは利用できない)、よく判らないのだが、今回はメールで届いた案内で、はとバスツアーに申し込んでみた。
何がお得になっていたのかは、今となっては不明である。
目当ては3つ。
・海ほたるを通過する。
=正確には東京湾アクアラインを通過する。海ほたるには停まらないようだ。
・三代目しらせ🚢をガイド付きで見学する。
・サッポロビール工場で🍺試飲ができる。
ツアー名称は、
【はとバス創立70周年記念コース】千葉の社会科見学!南極観測船SHIRASE・サッポロビール・かずさDNA研究所 ¥8980
ツアーの行程は、
浜松町08:00出発~東京湾アクアライン通行~かずさDNA研究所(施設見学・DNA抽出模擬実験)~オークラ千葉ホテルで昼食~千葉ポートタワー(入場、ツアー限定!屋上開放)~南極観測船SHIRASE5002(案内付き見学)~サッポロビール千葉工場(案内付き見学、試飲3杯まで!お土産付き)~東京駅18:00頃到着
注意点
・はとバスの中にトイレはない。
・階段昇降多し。(サンダル・スカート・ハイヒール不可)
・飲酒者・未就学者見学不可。
‥‥
最後の飲酒者、って???
サッポロビール工場見学は最後だから、大丈夫、なのか?
バスの乗車中と昼食時には、酒を飲んではならない、ということか?
と、疑問を持ちつつ。
当日、07:40に浜松町駅のバスターミナルに集合。
なので、朝6時に家を出て、浜松町駅には7時10分頃に到着。
世界貿易センタービルで朝食とトイレを済ませてから、バスターミナルに移動する。
チケットカウンターのような所で受付をすると、引換にバス乗車券を渡される。
空港のように掲示板があって、乗車口の案内=何番の乗車口からどこそこ行きのはとバスが出発すると表示されている。
暫し待っていると、アナウンスが入る。
同じ時刻に出発するはとバスがいろいろあるようだ。
間違えないように、乗車口で乗車券を確認してから、乗車する。
指定席だったのだが、参加者が少なかったので、開放と言って、開いた席に自由に座っていいことになった。
はとバスのツアーなので、添乗員・運転手‥バスガイドの三人体制である。
まずは、旅行案内と関東の地図が配られる。
地図は予期していなかったので、とても有難い。
添乗員さんの説明によると、SHIRASEが飲酒者の乗船を禁じているので、見学が終わるまでは、禁酒していなければならない、そうだ。
その代り?なのか、発車後少しして、バスガイドさんが緑茶を配ってくれた。
ルートは、レインボーブリッジ~有明~湾岸道路~アクアライン~海ほたるへ。
海ほたるで20分程休憩する。
小雨混じりの曇天なので、景色は見通せず、風が強くて寒い。
売店なども営業時間前なので、閉まっている。
目的はトイレ休憩のようなのだが、乗車前に済ませたので、まだ必要としていない。
上階のデッキまで登り、デッキを半周して、バスに戻る。
アクアブリッジを通って、木更津へ。
しばらく走って、上総アカデミアパークに到達する。
ここにある「かずさDNA研究所」が最初の見学先である。
DNAと言えば、科捜研、親子鑑定、などなど、興味深いことが多々あるが。
学問的なことは難しくて、判らない(-_-;)
しかし、ここでは、解りやすく、楽しく、体験することができた。
千葉名産の苺の品種開発が主だった研究内容のようだ。
大会議室に入ると、机上にすでに、研究所のパンフレット類、メモ帳、ボールペンと実験用の器具(スポイト・チューブなど)が置かれている。
まずは、簡単なDNAについての講義があり、DNA抽出の実験を少しだけ体験する。
勝手に、見学する代わりに、自分のDNAをサンプルとして供出するのかと思っていたが、実験用サンプルは、既に用意されていた。
アスパラガス、さかななどで、残念ながら、毛髪だの、血液だのは扱わない。
とはいえ、実験なんて、中学校以来なので、恐る恐る、試薬をスポイトで吸い出したり、マイクロチューブに入れたりする。
…意外と楽しい。
少しばかり、科捜研気分を味わう(^O^)
その後は、施設内を見学。
施設見学と言っても、通路から部屋を覗き込む程度。
その代わりに、1階に、実験器具が展示された部屋がある。
ちびたんとか、オートクレーブとかもあって、「動物のお医者さん」を思い出す。
白衣もあって、着用して写真撮影をしている人もいた。
見学後、バスでオークラ千葉ホテルへ移動して、昼食。
メニューの説明がなかったので、不明なのだが。
(聞けばよかったのだが、腹が減っていたので、食うことに勤しんでしまった)
勝手に推測すると。。。
前菜 サーモンと千葉県産キュウリのタルタル風
スープ 千葉県産ブロッコリーのポタージュ(アスパラかも知れない)
サラダ 朝採れ野菜のサラダ
肉料理 赤身肉のロースト・マスタードソース
デザート 千葉特産ミルクたっぷりのババロア、アイスクリーム乗せ
コーヒー
正直に言うと、食事はあまり期待していなかった…
ところが、なかなか豪華で素敵なホテルのレストランで、とても美味しく戴き、しかも満腹した(*^^*)
残念だったのは、酒が飲めなかったこと。
仕方がないので、ワインのメニューを眺めながら、このワインでビーフを戴けたら、さぞ美味しかったろうと、想像する。
一人参加の人達は、一人ずつの小さいテーブルに座る。
大テーブルで一斉に、かと思っていたので、少し拍子抜けしたが、余計な気を遣わずに済み、とても落ち着いて食べることができた。
食後、バスで千葉ポートタワーへ移動。
満腹したので、僅かな移動時間に眠ってしまう(^_^;)
ここでは、ツアー限定の屋上開放特別見学、となっていたのだが、天候不順の為、バックヤード見学に変更になる。
4階の展望台(113m)までエレベータで昇り、2階(105m)までは徒歩で降り、そこからエレベータで降りる。
2階から徒歩で降りると勘違いしていて、タワーの案内図を見て、間違いに気づくΣ(・ω・ノ)ノ!
100mも階段を降ったら、膝が笑ってしまう(^_^;)
事前に説明があった筈なのだが、勝手に2階から1階と思い込んでいたのだった。
地上階に土産物売り場があり、落花生などを少し購入する。
周辺は公園になっているのだが、小雨催いなので、早々にバスに戻る。
次はいよいよ、SHIRASE5002の見学である(^^♪
サッポロビール千葉工場の駐車場にバスを停めて、岸壁へ。
両者は提携して見学・試飲ツアーを実施しているそうだ。
見学の注意、南極観測の歴史などの簡単な説明の後、元隊員の案内で、船内、ブリッジなどを見学する。
3班に分かれたのだが、同じ道順を辿るのではなく、別ルートで廻る。
(さすが、効率優先と感心する)
食堂でカレーの見本を見たり、厨房の大釜やアイスクリーム製造機を見たり。
二段ベッドが並ぶ隊員の寝室、浴槽は見えなかったが、風呂場、医務室(歯科治療室付き)、床屋(タイガーカットハウス)などなど
説明を聞きながら眺めて行く。
とても楽しいのだが、結構、早いスピードで進んでいく。
調査隊が撮った写真が掲示されていたり、南極観測器具類が展示されている部屋があったり、と、興味は尽きないのだが、ゆっくり眺めている時間がない(*ノωノ)
「宗谷」と同じくらいの大きさと思っていたのだが、「しらせ」の方がかなり大きい。
宗谷 排水量3800t 全長83.7m
しらせ 排水量11600t 全長134m
(SHIRASE Data Bookより)
数字に弱いので、どう比較するのかはよく判らないが、3倍くらいは大きいようだ。
なので、一部の見学だけなのに、随分な距離を歩き回り、結構な昇降がある。
覚悟はしていたし、ツアー申込の注意書きにも書いてあった。
しかし、覚悟とは無関係に、老残の身には筋肉痛が。。。(-_-;)
大事な情報
立川の国立極地研究所の「南極・北極科学館」は、火曜~土曜(10:~17:00)、入場無料で見学できる。
「五象・五季・五感」というイベントがあって、その日は一日中(10:00~16:00)SHIRASEの船内にいられるらしい。
最後は、サッポロビール工場見学、待ちに待った、ビールの試飲である。
黒ラベルの由来、麦芽とホップのこだわり、生産過程などを見学して。。。
いよいよ!
お待ちかねの試飲タイム(*'▽')
できたて、いれたての、ビールを三杯まで飲める。
しかも、おつまみ付き(^^♪♪
歩き疲れて、喉も乾いていたので、とても旨かった。
旨かったが、短時間に3杯ものビールは飲めない。
3杯目はりんごジュースにした(^_^;)
SHIRASEのグッズを買いたかったのだが、ショップに辿り着けず、トイレは済ませて、バスに乗り込む。
湾岸道路や首都高速を通って、東京駅に到着。
丸の内口の天井を眺めてから、駅構内に。
まずはトイレを探した(^_^;)
少々駆け足でせわしなかったが、盛りだくさんで、なかなか興味深いツアーだった。