八丈島へ島旅 3日目

島旅、3日目。

日の出は、06:25頃(だったと思う)

しかし、曇り。というより、雨のようだ。

 

諦めて、6時過ぎに大浴場へ行く。

日替りで、浴場が入れ替わり、今日は小さい方の大浴場。

大きい方の浴場に比べると、脱衣所も狭くて、圧迫感がある。

とはいえ、露天に出ると、景色が広々としているので、気にならなくなる。

ここからの日の出は絶景だと思われる。

生憎の曇天だが。。。(/ω\)

 

大浴場と部屋の往復には、かなりの距離を歩く。

健康にはよさそうなのだが。。。何度も往復すると、結構辛い(>_<)

風呂から上がって、朝食券をとってくると、もう7時過ぎ。

朝食会場のレストランへ。

和洋のビュッフェである。

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フレンチトーストもヨーグルトも絶品(*'▽')

スクランブルエッグも苺も旨かった。

(小粒で酸味がある、昔風の苺)

大満足(*'▽')

 

しかし。

雨である。

今日はサイクリングの予定だったのだが、無理そうである(>_<)

フロントで相談してみる。

「雨で滑って、事故を起こす方も・・・」

つい先週も事故があったそうだ。

というわけで、お勧めできないと言われてしまう(/ω\)

 

とても残念だが、レンタカーに変更する。

モービルレンタカーに電話すると、9時半にならば迎えに行けると言うので、サイクリング予定だった4名は、迎えが来るまで待機することに。

もともとドライブの予定の3名は、服部屋敷に先行する。

 

9時半に迎えが来て、レンタカーショップへ。

昨日、そのまま借りておけばよかったのに、と言われてしまう(^_^;)

サイクリングの予定だったと言うと、

「昨日、車で走ったのに? チャレンジャーだねえ。」

まあ、島内を一周するなら、かなりのチャレンジャーだと思うけれど。

何しろ、昨今に言う「ヘタレ」の私が立案しているから、平らなところ(植物園22ha)を走る予定しか立てていないのだが。。。

 

急遽レンタカーにしたので、昨日はぴかぴかの新車?だったのだが、今日は大分くたびれた中古車?になってしまった。

勿論、カーナビをつける。

いらないでしょ、と言われるのだが、超弩級の方向音痴のドライバーは、ナビがあっても、道を間違える(*ノωノ)

もっとも、方向音痴の所為ばかりでなく、道路標識がないので、交差点が解り難いからのようだ。

道路も、幹線道路(八丈一周道路など)以外は、狭くて、でこぼこしている。

それはそれで、楽しいらしいのだが(^_^;)

 

大坂トンネルを通って、服部屋敷に向かう。

下から見上げる大坂トンネルも、壮観。

10時から、八丈太鼓と樫立踊り、となっていて、間に合わないかと思っていたのだが、ちょうどくらいに辿り着いた。

屋敷の手前が、急坂になっている。

4人だと、少々重いようだ(^^;)

 

手前にマイクロバス2台が停まっていて、どうやら、同じホテルに泊まっていた団体客2組のようだ。

後で判明したが、阪急交通社とJTBのツアーだった。

旅行日程は、閑散期を狙ったつもりだったが、そうでもなかったようだ。

 

服部屋敷の樫立踊り

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観覧料¥350を支払うと、プログラムのついた小さな紙片を渡してくれる。

ショメ節の一節も印刷してある。

音痴なので、子細は判別がつかないが、樫立踊りの出だしが小笠原音頭のリズムと似ている。

黄八丈の着物が美しい。

島焼酎の試飲もできる(*'▽')

樫立踊りの後に、八丈太鼓の実演になる。

八丈島では、何かというと、八丈太鼓叩くのだそうだ。

昨日昼食を摂った千両の若女将も出演していた。

 

終了後、服部屋敷の展示品を少し眺める。

為朝ゆかりの品や、勝海舟が泊ったとか、歴史好きには興味深い所と思われる。

皆、親切で、訊ねると、いろいろ説明してくれる。

 

次は、玉石垣とふるさと村に向かう。

大阪トンネルを下って、右の山裾の方に入って行く。

ふるさと村、の跡地には辿り着いたが。。。

1月に火事で焼失してしまったそうだ(/ω\)

 

玉石垣

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玉石垣だけを見て、馬路を通ってみる。

一応、道だが、狭くて、整備されていない。

若干のスリルを味わいながら・・・

八丈支庁舎にあった歴史民俗資料館の跡地の前を通り抜ける。

・・・、あばら家同然、になってしまっている。

この辺に、宇喜多秀家の墓がある筈なのだが、誰も気にしないまま、通り過ぎてしまった(^^;)

 

現在の八丈支庁に行き、そこに間借りしている歴史民俗資料館へ。

入館料は¥100。

まずは、「おじゃりやれ八丈島」のビデオを見る。

その後、係りの方がガイドをしてくれた。

翌日からの特別展示の準備中で、お忙しそうなのに、時間を割いてくれた。

火山の隆起による八丈島の成り立ちから、縄文、弥生、流人の歴史、黄八丈、焼酎の特産物、などなど。

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八丈島の歴史をひととおり、説明していただく。

島の住人と宇喜多家ゆかりの住人とは別に数えた、とか。

流人の逸話など、たくさん興味深い話があるようだった。

(八丈実記に記載があるらしい)

 

さて、正午も過ぎて、腹が減ったので、昼食に行くことに。

ピザの店を推奨したかったのだが、年配者ばかりだからか、蕎麦がいいと意見が一致する。

名代一休庵に向かう。

実は、店は支庁舎のすぐ隣にあったのだが、ナビに頼った為に、辺りを一周してしまう(笑)

 

この店の麺は、明日葉入りで、蕎麦とうどんがある。

天ぷらそば¥1200を注文する。

汁そばの汁は薄味で、麺は微妙に好みが分かれそうだが、それなりに美味しい。

 

天ぷらそば、うっかり一箸すすった後(^^;)

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店内に、昔懐かしいひょっこりひょうたん島のポスターが貼ってある。

我々年配者は、ひょうたん島の話題で、暫し盛り上がった。

 

店を出ると、空が明るく、晴れ間が見えてきた。

植物園に行けと、天が告げているようだ。

天命には逆らわないことにしている(笑)

22ヘクタールの園内は、できることなら、電動自転車で廻りたかったのだが。。。

 

とりあえず、植物園内にあるビジターセンターに向かう。

同行者が電話すると、ガイドツアーは、土日だけだそうだ。

2時間も歩く体力がないので、助かった(^^;)

 

まずは、ビジターセンター内にあるGelateria365で、ジャージールクアイスクリームを購入する。

ダブルで¥400。

カプチーノと塩ミルクにする。

とても美味しい(*'▽')

 

ジャージールクアイスクリーム(これも、多少食べた後(^^;)

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定時上映の時間ではなかったようだが、八丈島の自然のビデオ(20分)を上映して貰う。

その後、センター内の展示を少し観て廻り、光るキノコを見る。

普通の茸が、暗くなると、緑色に光るΣ(・ω・ノ)ノ!

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次に、温室へ。

熱帯植物を観て廻る。

華やかで美しいが、やはり、食べられるものの方が。。。

 

温室を出ると、晴れている。

300m程歩いて、きょんを見に行く。

 

八丈島のきょん(笑)

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別に、八丈島原産でもなく、生息もしていない。

もっぱら、中国大陸や台湾に分布しているらしい。

 

午後3時頃、ビジターセンターに戻る。

ついでに、ジャージ牛Tシャツ¥2160を購入する。

運動着姿の牛の絵で、ジャージーとジャージがかけてある。

子ども用のTシャツの絵が可愛かったのだが、さすがに入らない。

 

八丈富士側を一周することになり、南原千畳岩海岸に向かう。

夕日のスポットらしいので、日没頃に訪れたかったのだが、レンタカーの返却時間が17:00までなので、致し方ない。

近くに宇喜多秀家と豪姫の像もあるようだ。

 

海岸に辿り着くと、青空が広がった。

溶岩の海岸が続き、八丈小島に雲がかかっている。

まるで、アニメやSFの世界のようだ。

ガボテン島、怪獣王子、ドクターモローの島・・・???

というより、ダイナモアイラン(by竹本泉)?

 

南原千畳岩から八丈小島

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と、いたく感動していると・・・

クジラが見えたΣ(・ω・ノ)ノ!

遠くて、小さかったが、ブローとテールが!!!!

ザトウクジラかどうかは判別がつかないが、とにかく、クジラ!!!

という訳で、皆で、クジラに夢中になる!

そして、・・・宇喜多秀家と豪姫の像は忘れられてしまった(^^;)

 

鯨目撃の興奮も冷めやらぬまま、海岸沿いに走って、永郷展望台に向かう。

永郷展望台は、・・・

展望台の下を公衆トイレにした、というか、公衆トイレの上に展望台がある。

立地条件はともかくとして、景色は素晴らしい。

八丈小島が見えるし、近くに大越鼻灯台があり、裏手にアロエ園もある。

アロエ園の休憩所もあるのだが、この日は閉鎖されていた。

 

アロエの花が満開

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ここから、ふれあい牧場に向かって、八丈富士の五合目あたりを半周する。

道が狭いし、曲がりくねっている。

しかも、高度を上げるにつれて、霧がかかってきた。

・・・

しかし、ドライバーは意に介さず、走り続けていく。

方向音痴だと、先が見えなくても、気にならないのだろうか????

 

4時5分前頃、ふれあい牧場に着く。

ここにも、雄大な景色が広がっていた。

青空と雲、三原山、海、それに、牛、牛、牛、・・・

大興奮、である。

空気が冷たいので、ウィンドブレーカーを着たが、コートまでは必要ない。

 

ふれあい牧場

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ここで飼っているのは、黒毛和牛だと、どこかで聞いた。

ジャージー牛との区別はつかないが・・・(^^;)

名札を見ると、どうやら、雌牛には名前がついており、番号が振られているだけなのは牡牛のようだ。

しかし、この絶景で暮らせるのは、羨ましい。

坂だけど。。。

夏は休憩所でアイスクリームなども販売しているらしいが、冬は閉鎖されている。

残念だが、天気も怪しいので、八丈富士を半周して、下界?に降る。

 

4時過ぎ、少し早いが、レンタカーを返しに行く。

4時半過ぎに、給油と精算を終える。

ショップのワゴン車で送って貰うのだが、出発間際に、一組戻って来た。

最終便にぎりぎりの時間のなので、相乗りして、空港に向かう。

この人達も、同じホテルに投宿していたらしい。

出張で来ていたそうだ。

仕事は嫌だけど、島への出張なら一度は体験してみたい(*^^)

 

八丈空港に寄り、ビローロードを通って、ホテルへ。

観光しなかった場所なので、ラッキー(*'▽')v

5時頃にホテルに帰着。

屋上に昇ってみるも、雲が厚くなっているのを確認しただけ。

今夜も、星空観賞会はなさそうだ(/ω\)

大浴場の露天風呂で、疲れを癒し、レストランへ行く。

 

今夜のお品書き

前菜 蒸し牡蠣、うるいと桜海老の土佐酢和え、合鴨燻製

お椀 玉子豆腐青さ碗

造里 八丈産旬鮮魚の盛り合わせ(金目鯛、メカジキ)

煮物 八丈産島蛸桜煮

小鍋 八丈ジャージー牛乳を使ったミルクしゃぶしゃぶ(八丈木耳、椎茸、長ネギ、もち豚ロース肉、バラ肉)

揚物 春野菜の天麩羅(タラの芽、ふきのとう、ベビーコーン、安納芋)

食事 八丈産安納芋のご飯、味噌汁、香の物

食後 自家製島豆腐のチョコレートケーキ

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ミルクしゃぶしゃぶは、しゃぶしゃぶというより、鍋のように少し煮た方が素材が十分に温まって、美味しい。

今夜も大満足(*'▽')

飲物は、瓶ビール、赤ワイン、島焼酎の八重椿。

昨日の残金+αで、現金精算して貰った。 

 

ホテルのショップを少し眺め、八丈ジャージーミルク煎餅を購入する。