おが丸ツアー 3日目
朝5時前に目が覚める。
日の出は05:50頃だが、二見湾からは東が山になっていて、見えない。
見ようと思ったら、かなりの距離を移動しなくてはならない。
という訳で、コーヒーを淹れて、のんびりしてから、起き出すことにする。
6時頃に7デッキまで上がってみる。
外部デッキにも出られるようになっていた。
今朝も雲が多いが、一応晴れのようだ。
07:30から朝食。
今朝は洋食、随分豪勢だ。
量が多いと思いながらも、完食してしまった。
飲み物は別途購入で、コーヒーでも、と思っていたが、食べ物の量があるので、入りそうにもない。
8時40分頃、下船して、青灯台へ向かう。
目的は、ラジオゾンデの打ち上げを見る。
なのだが、おがさわら丸の後方に、一隻の船が停泊している。
「風神」と船名があり、風神の絵が描かれている。
調べてみると。
風神:調査業務船兼救難船
総トン数 495t 全長 56m 全幅 9.8m
ツアーの同行者の一人が乗組員に尋ねた(さすが船好き)ところによると。
台風接近中なので、避難してきたそうな。
ところで、本題。
ツアーの前に、ラジオゾンデの打ち上げを気象庁のHPで確認しておいた。
毎日09:00と21:00となっていた。
しかし、9時前から待機して、9時を過ぎても待ってみたが。。。。
打ち上げられた形跡がない。
・・・
仕方がないので、諦める。
代わりに、海上自衛隊の基地からボートが一艘出てきて、青灯台に接岸した。
誰かを迎えに来たようだったのだが、若しかすると、風神の乗組員、つまり海上保安官を迎えに来ていたのかも知れない。。。??
本日のイベント その1
09:30集合、おが丸船内見学会(停泊中)
機関長が説明してくださるヽ(^o^)丿
滅多にないことなので、大興奮!!!
最後は、社旗の下で、キャプテンとツーショット~(#^^#)
11時少し前に解散。
さて、昼はフリータイム。
まずは、Bーシップに行き、ナイトツアーと天気の状況を尋ねる。
ついでに、ラジオゾンデの打ち上げについても訊く。
親切にも、気象観測所に問い合わせてくれた。
午前08:30と午後20:30、とのこと。
ええっ~
三十分早く打ち上げていたのか。
まあ、まだ機会はある。
しかし、それだと、夜の発射とナイトツアーが両立しない。
それに、今晩は雨の天気予報である。
とりあえず、ツアーリストを貰って、Bーしっぷを後にする。
途中、「パパの手」に寄る。
アクセサリーなどは素敵だが、高くて手が出ない。
いろいろ迷った挙句、セール中のTシャツを1枚(¥2480)を購入。
イルカの柄のタオル(¥1000)、光るキノコのストラップ(¥850位)も購入。
レジで、島ハチミツの小瓶(¥650)を見かけたので、これも購入。
JAの前も通りかかったので、立ち寄る。
以前に来た時よりも、店内が寂しい気がする。
(後で聞いた話では、台風21号で農作物は軒並み被害を受けたそうだ)
頼まれていたパッショングミなどを購入する。
冷凍のドラゴンフルーツがあったので、1パック¥200も購入する。
これは、昼食に食べるつもり。
ということで、昼は弁当を購入することにした。
唐揚げ弁当(明太マヨ)¥880。
すぐ前の公園(大神山公園)にテーブルがあるので、そこで食べる。
弁当を食べながら、先刻貰ったツアーリストを検討する。
・・・熟考するも、どこにするか、決めかねた。
とりあえず、食後のコーヒーを、「小祝商店」に買いに行く。
缶コーヒー¥135、牛乳130×2 ガム¥130。
午後の集合時刻を、うっかり13:30と思い込んでいたが、実は13:00。
くじらのモニュメントの前を通りかかると、既に人が集まっている。
珍しく早いなあ、と思っていたら、1時の集合と言われた。
慌てて、船室に荷物を置きに行き、少々遅れて集合場所へ。
本日のイベント その2
13:00に「くじらのモニュメント」前に集合して、「おが丸撮影&自然散策ツアー」
3つのグループに分かれて出発する。
(つまり、ツアー会社も3社、ということだった)
まずは、ウェザーステーションへ。
昨日は自転車を漕ぐのに必死で、周囲を見る余裕はなかったが、台風21号の影響で、倒木などが随分ある。
主要道路は片付けたそうだが、今だ復旧作業中とのこと。
資材も船で運ぶしかないので、大変なようだ。
十分程でウェザーステーションに到着。
曇り空だが、やはりここは絶景。
しかし、この絶景を前にして、同行者の一人は船のことを話し出して止まらなくなっている(笑)
因みに、三日月山展望台とウェザーステーション展望台は別だった。
ずっとおなじものだと思い込んでいた(/ω\)
降りの途中、撮影ポイントで停車。
撮影ポイントは、もちろん、おが丸撮影の為、である。
次に、同行者のリクエストで、大根山公園へ。
公園墓地に隣接しており、初期の移民の主だった方々の墓もあるそうだ。
ここから、大村地区と二見港が一望できる。
三日月山を下り、大村、奥村を抜けて、中央山へ。
九十九折の坂道をくねくねと登り、中央山見晴台の手前まで車で行く。
車中では、船にまつわる小笠原の歴史の一端などを聞かせてくれた。
見晴台の手前に到着し、車を降りる時に、ガイドさんは、スマホやカメラだけ持参、と言う。
ちょっと登るだけなのかと思ったら。。。
階段(木枠)が続く。
手摺はない。
(-"-;A ...アセアセ
かなりの(私にとっては)登山であった。。。*1
中央山の山頂の標高は319m。
実は、父島で一番高いのは、中央山の中南部主峰で、標高320mのようだ。
名称はないらしい。
ここまで登ると、360度の眺望が広がる。
おが丸が停泊する二見港が、遥か下方に見える。
南に視線を転じれば、曇りだったのだが、母島の島影もうっすらと見えている。
苦労して登っただけの価値はあった(;^_^A
降って行く途中、JAXA小笠原追跡所と国立天文台小笠原観測局(VERA)に立ち寄る。
行きに見かけた時に、リクエストしておいたのである。
JAXA小笠原追跡所は、前を通り越し、少し離れたところから眺める。
まるで、未来都市のように見える (´▽`)
追跡所は、種子島で打ち上げたロケットの飛行経路や状況を確認する為の施設。
最近、施設が一つ増えたそうだ。
資材等は、当然だが、おが丸で運んだとのこと。
船好きの集団なので、こちらのエピソードの方が盛り上がっている。
次は、国立天文台小笠原観測局(VERA)へ。
難しいことは判らないが、宇宙の3D地図を作るための観測所である。
巨大なアンテナ(直径20mの電波望遠鏡アンテナ)が設置されている。
施設は無人で、操作は水沢観測所で行っているらしい。
見上げていると・・・
突然、アンテナが動き出したΣ(・ω・ノ)ノ!
大興奮で、スマホで写すが、動画にすればよかった。。。orz
空をバックにしているので、写真では動きが解り難い。
因みに、夜はライトアップされて、オレンジペペと呼ばれている。
観光用ではなく、夜間飛行するヘリコプタ?の為、とのこと。
16:00に、ははじま丸が入港するので、それに合わせて、二見港に戻る。
丁度、回頭して、着岸するところを見ることができた(*^^)v
コンテナを下すところも眺めていたかったが、急ぎ、移動する。
おがさわら丸とははじま丸が二隻並んだところを写せる、ということで、製氷海岸へ。
いや、至れり尽くせりで、大満足の半日ツアーだった。
さて、夜はフリータイム。
夕食に出ようと思ったら、雨。
傘を差して、飲食街へ行く。
何を食べるか、少し迷ってから、「ラドフォード」に入る。
世界遺産ハイボール、いんげんの天ぷら、ぬたなどで、¥2900。
同じツアーの人と偶然、隣り合わせになったのだが、その人は船好きではないようなので、早々に退散した。
蕎麦を食べたくなったので、「BARCREYON」へ行く。
何の葉だったか思い出せないが、多分南洋植物の葉が混ぜてある。
一口目は、蕎麦じゃない、と思ったが、馴染めば割といける。
二杯ほど飲んで、店を出る。
目指すは、気象観測所。
20:30のラジオゾンデの打ち上げを見逃すわけにいかない。
ガソリンスタンドの手前から覗き込む。
シャッターが開いて、ラジオゾンデが見える。
既に膨らませてある。
思ったよりも、大きい。
怪しい見物人には目もくれず、観測所の所員は、定刻にラジオゾンデを放した。
(毎日2回の定例業務なのだから、当然なのだろうけど)
夜空に、ラジオゾンデが飛んでいく。
高層圏まで達するらしいが、そこまでは見えない。
なかなか見応えがあった。
大満足して、帰路、もう2杯程飲む。
少々飲み過ぎたようだ(>_<)
*1:+_+