おが丸ツアー 4日目

4日目。

今日は、日帰りで母島に行く。

ははじま丸が07:30に出港するので、07:00に集合、朝食は06:30から。

 

5時過ぎに目覚めるが、雨模様。

外部デッキに出るのも億劫なので、コーヒーを淹れ、昨日購入した牛乳で、カフェオレにする。

朝食後、集合まで三十分しかないので、最短で出発できるように、身支度をする。

 

06:30少し前に、朝食。

今日は和食。

鮭の切り身、煮物など、今朝も盛りだくさん。

写真を撮ったつもりだったが、何故か残っていなかった(。´・ω・)?

 

07:00に集合して、全員でははじま丸の船客待合所に移動する。

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ははじま丸は、おがさわら丸と比べると小さいのだが、真下から見上げると、思ったよりも大きい。

 

 おがさわら丸 総トン数11,035t 全長150m 全幅20.4m 就海速力23.8ノット

 ははじま丸 総トン数499t 全長65.2m 全幅12.0m 就海速力16.5ノット

 

両船とも2016年就航の三代目。

まだ、新しい。

船内の設備も最新で、居心地がいい。

 

07:20頃、乗船開始。

07:30、定刻に出港。

雨なので、船内の席を確保し、とりあえず、船の中をうろつく。

上階にも席があるが、少々雨が降り込む。

レインポーチを着て、さらに上階(外部デッキ)に昇ってみる。

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・・・

雨が降っているので、あまり居心地がよくない。

 

07:40に乗船口に集合、船内見学会(航行中)

人数が多いので、3グループに分けて、見学する。

キャプテンが説明してくださるヽ(^o^)丿

残念ながら、写真撮影は不可。

 

イルカを見かける。

私が見たのは1頭だけだったが、2頭くらいいたようだ。

魚を追いかけているのか、遊びなのか、イルカは船の傍を泳ぐのが好きだそうだ。

15分程で、見学会は終了。

 

母島が近付くと、雨もあがった。

デッキに出る。

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ははじま丸は、母島の北の端から、島に沿って航行し、中程にある沖港に入港する。

崖が続き、海には巨岩が幾つも聳え立つ。

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奇観である。

前方には、向島、平島、姉島、妹島などの小島が見えてくる。

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印象としては・・・。

モーリス・ルブランによる三十棺桶島のサレック島。

(実在かどうかは知らない)

曇りで薄暗い所為か、あまり南国に来たという印象ではない。

とはいえ、気温が低くて風があっても、寒くはない。

母島に沿っての航行だけで、十二分に観光を堪能できる。

 

09:30頃、母島沖港に入港。

雨が上がり、日が差してきた。

船客待合所に、ツアーガイドが迎えに来ている。

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滞在4時間程だが、ガイドを頼んだ人が結構いるようだ。

トレッキングをする気もないので、頼まなかったが、車で島内を案内して貰うのもよかったかも知れない。

一人ということで気後れしていたが、何組かを組み合わせているようだったので、気にすることはなかったようだ。

 

それでも、一人で散策するのは、気楽でいい。

周辺2km圏内くらいの移動のつもりなので、急ぐこともない。

ははじま丸の荷役を少しだけ眺める。

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観光案内所で、スタンプを押してみたりする。

船客待合所とロース記念館でスタンプを押すと、記念品が貰えるとある。

雨なら、ロース記念館に直行するつもりだった。

が、晴れたので、先に、鮫が崎展望台を目指すことにする。

 

しかし。

母島のガイドブックを貰っていたのに、何故か、荷物の中に入っていなかった。

主要な見所はノートに書き写してある。

スマホには地図アプリが入っている。

ガイドブックはなくてもいいのだが、何となく心細い。

案内板がある度に、立ち止まって、じっと見る。

じっと見る程には複雑な道順でもないのだが(;^_^A

 

しかも、帽子と日焼け止めを忘れてしまっていた。

水は用意して、キャラメルとガムも持参したのだが。。。。

天気が良くないと思って、油断してしまった。

歩き始めると、日が照りつけてきて、暑い(;^_^A

 

なるべく海岸沿いを歩いて行く。

漁協施設の前を通り、脇浜を横目に通り過ぎる。

海亀産卵保護施設があったので、一応、立ち寄ってみる。

台風の時に、海亀は逃げ出してしまった、という記事を読んだ気がするが、記憶が定かではない(。´・ω・)?

確かに、施設には海亀の姿はなかった。

蟹はいた。

 

この辺りから「脇浜なぎさ公園」のようだ。

ベンチもあるが、屋根付きのベンチは使用禁止になっている。

しかも、一つは支柱を残して、屋根が飛んでいたΣ(・ω・ノ)ノ!

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(注 左がベンチの支柱、右の平べったい物体が屋根の残骸)

台風21号の被害らしい。

公園を斜めに横切って、展望台へ。

階段である(;^_^A

しかし、それ程の(昨日に比べれば)労苦もなく、展望台に辿り着く。

 

船から見た景色を、今度は、陸地から観る。

日は差しているが、雲が多いからか、ボニンブルーよりは、幾らか暗い海だ。

しかし、眺望は素晴らしい。

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じっと待っていれば、イルカやクジラが見えるらしいが。。。

天気が心配なので、あまり長居せずに、移動する。

 

ここが静沢の森遊歩道の終点で、始点まで500mのようだ。

それなら、大したことはないだろうと、歩いてみることにする。

・・・

やはり、普段出歩かない者には、容易い道ではないようだ。

台風で倒れた大きな木は片付けてあるのだろうけれど、小枝?が結構残っている。

それに、(当たり前だが)アップダウンがある。

 

この歳になると、歩くのに苦労しているが、半世紀以上前には、家の周辺はまだこんな感じだった(もちろん、規模はずっと小さいが)。

子どもには、ただ山や森を歩くだけでも、冒険のような気がしていた。

いや、老体となった今でも、十分に冒険であった・・・orz

 

途中、グリーンアノールを見かける。

スマホを構える前に、逃げられてしまった。

蝸牛の外郭と思しき貝の殻のようなものも、たくさん落ちている。

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若干苦労したが、無事、二十分程で、遊歩道を通り抜ける。

次に、ロース記念館を目指す。

村の中心地を抜けて、十五分程で辿り着く。

 

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ロース記念館は、ロース石で作られた大正時代の砂糖収納庫で、現在は、郷土資料館として利用している。

入場無料。

タコの葉細工を体験している人がいたが、不器用者の私には無理そうだ。

スタンプを押して、館内を一通り見渡して、退出する。

 

帰路、「LE CIEL CLAIR」に寄って、土産物を少し購入する。

Tシャツ¥2750、手拭¥1215、蜂蜜¥1200など。

ついでに、ポストカードを1枚購入する。

母島簡易郵便局で、風景の消印を押してくれるらしいので、出してみるつもり。

 

少し先に、「前田商店」がある。

入口に段ボールが貼ってあり、先程通りかかったときには、閉店中かと思った。

が、前を通り過ぎる時によく見てみると、「営業中」という貼紙があった。

なので、帰りがけに寄ってみる。

昔よくあったよろずやのようで、食料品や雑貨などを売っている。

パンは一人5個まで、と書いてあるので、ギョサンだけにして、レジへ。

レジでは、店のおじさんが黙々と、瓶詰を一個ずつ包装している。

土産物のようだ。

聞いてみると、島レモンジャムで、販売しているというので、一個購入する。

ギョサン¥835、島レモンジャム¥570。

 

母島簡易郵便局に寄って、母島の消印を依頼して、葉書を出す。

¥63。

これは、全国津々浦々、同一料金である(*^^)v

 

前浜の休憩所に行き、とりあえず、水着に着替える。

トイレとシャワーと、休憩所はあるが、更衣室はない。

シャワー室が広いので、その片隅で着替える。

一部の荷物を休憩所のテーブルの上に残して、弁当を取りに、船客待合所まで戻る。

 

前浜で弁当を食べようと思っていたのだが、面倒になったので、そのまま船客待合所で食べることにする。

トンカツ弁当で、旨かったが、写真が残っていない。

 (写した気がするのだが)

 

船客待合所内にある観光案内所で、スタンプを見せて、景品(ポストカード)を貰う。

鮫が埼展望台からボニンブルーの海を望んだものにした。

同じような構図で自分でも写真を撮ったのだが、雲が多い天気の所為か、11月だからか、海は鮮やかなブルーではなかった。

 

弁当の残りは、食べ物の残りと容器等のゴミに分けていた。

残飯は肥料などにするそうだ。

エコというか、リサイクルは当たり前なのだろう。

こういう生活が正しいような気がする。

 

アカガシラカラスバト(多分)が、弁当のおこぼれを狙って、近寄ってくる。

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(付記 アカガシラカラスバトと思っていたが、どうやらハマチドリだったようだ。)

メジロ(ハハジマメジロ)はよく見かけたが、メグロは見分けられなかった。

 

さて、前浜に移動する。

先刻、島の人が風呂敷包みの弁当を置いていたが、数名がテーブルを囲んで、宴会を始めたようだ。

テーブルの上にはおにぎりや総菜が並び、美味しそうだ。

傍らに、缶ビールが箱ごと置いてある。

てっきり、島民の宴会だと思っていたら、おが丸ツアーの人たちだった。

その時は全く気付かず、後で、笑われてしまった(;^_^A

 

休憩所から前浜に出ようとするが、ちょっとした塀があり、かなり段差がある。

階段はあるが、少し先に行かないとならない。

面倒なので、崖を伝って降りる。

・・・

着地が上手くできずに、転んだ。。。

幸い、怪我もなく、無様だっただけ(/ω\)

気を取り直して、母島の海に入る。

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やはりギョサンが流されてしまうので、足先を上げて、浮かぶだけ。

島の人は、手に履いたり、枕にしたり、しているそうだ。

防水のスマホケースを持参したので、海中の写真を試みるが、上手くいかなかった。

 十五分程で、海から出る。

泳ぐというよりは、温泉の代わりの海水浴であった(笑)

 

シャワーは砂と塩を落とすだけにして、着替える。

海がきれいなので、水はあまり浴びなくても、気にならない。

しかし、ろくに絞らずにバッグに詰め込んだので、海水を含んだ水着が重い。 

船客待合所まで五分程の道程をよろよろと歩いていると、JAの看板に気付いた。

三回も前を通っていたのに、目に入っていなかったのだった(;^_^A

 

JAの中に入ると、島レモンを売っていたので、3個ばかり購入する。

もっと買いたかったのだが、既に荷物が重いので、3個だけで諦めた。

グラム売りで、合計¥341。

船客待合所に戻ると、臨時の土産物売り場が開設されていた。

ははじま丸の出港時に開設されるようだ。

折角なので、コースター¥210を5枚購入する。

 

集合は13:30に船客待合所で、ははじま丸の出港は14:00。

13:40頃に乗船開始、14:00の定刻に出港。

デッキで離岸の様子を見ていると、島の人がお見送りをしてくれている。

鯨のぼり?を振ってくれる。

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動画を撮ったのだが、人を避けようとして、スマホを落としてしまった。

壊れはしなかったが、衝撃で再起動したので、動画は失われてしまった。。。orz

 

曇ってきたので、船室に戻る。

雨が降ってきたようだ。

窓側の席を確保したのだが、すぐに爆睡してしまった。

天気がよくないという予報だったので、朝、念の為に、酔い止めを1錠飲んでおいたのだが、それが効き過ぎてしまったようだ。

 

16:00少し過ぎに、沖港に入港。

この後は、フリータイム。

岸壁を歩いて、おが丸に戻る。

シャワーを浴びて、荷物を整理する。

スーツケースは明日、宅急便で送るつもりなので、土産物や不要な衣類を詰め込む。

 

さて、夕食なのだが。。。

雨が降っていて、外出するのが億劫になった。

船内の自販機で買って、済ますことにする。

まず、柿の種¥100、缶ビール¥250。

迷った挙句、カップヌードル(トマト味)¥180(多分)にする。

 

4デッキの休憩コーナーに陣取って、まずは缶ビールを飲む。

ついでに、アンケートの記入などをする。

 

通りかかった人が、宴会?に誘ってくれた。

昼に前浜で宴会をしていた人たちである。

残った総菜などを持たせてくれたので、船内で飲むことにしたそうだ。

てっきり島民と思い込んでいた、と言ったら、大笑いになった。

 

早めに切り上げて、早めに寝る。

酔い止めが効いていて、よく眠れたようだ。 

 

※容量の制限に達したので、写真は後日追加予定。 

※2020.1.6写真を追加。