おが丸ツアー 1日目
小笠原海運50周年記念「今しかありま船」「旅の主役はおがさわら丸」というコンセプトの「おが丸大好きツアー」
おが丸に乗るのは初めてだし、船は好きだが、それ程にはコアなファンではない。
それでも大丈夫、ということなので、参加した。
集合は、午前10:00、竹芝客船ターミナル。
当然ながら、早く行く。
9時頃に着けば、おがさわら丸の入港が見られるのでは、と思ったのだが。
通勤ラッシュで、京浜東北線が混んでいて、一本見送った。
赤羽行の最前列車両は、比較的空いていたが、5分程延着した。
スーツケース持参なので、浜松町駅で、もたついた。
で、結局、9時半近くに到着。
既に、おがさわら丸は着岸していた。。。orz
気を取り直して、晴海ふ頭が見えないか、上階の公園に行ってみる。
実は、南極観測船しらせの出港も、本日11時なのである。
公園の端まで行ってみたが、見えない。
仕方がないので、戻って来て、受付を済ませる。
往きの乗船券、ネームタグ、帰りの乗船券引換証を貰う。
乗船は10:30頃から。
まだ、30分程ある。
スーツケースを置いておいたベンチに戻るが、既に他の人に占拠されていた。
第2待合室に移動する。
少し待っていると、早めに(10時5分過ぎ頃から)乗船が始まった。
上階、つまり特1等個室の船客から乗船する。
まだ暫く時間がありそうなので、shop竹芝に行く。
パッションクラフトやつまみを少し購入する。
と、5デッキの乗船が開始された。
急いでスーツケースを取りに行って、乗船する。
荷物持参で、何とかタラップを渡り、船内へ。
乗船口は4デッキなので、5デッキまで昇らねばならない。
エレベータは行列ができている。
仕方がないと、階段を昇ろうとしたら、クルーが荷物を持ってくれた。
有難い(*- -)(*_ _)ペコリ
今回の船室は、特2等寝台(プレミアムベッド)。
10名同室だが、カーテンで仕切ることができる。
室内にはTV、コンセント、ハンガーがあり、スリッパとイヤホンも置いてあった。
共用スペースには窓も時計もある。
窓は大き目で、船外の景色がよく見える。
一人参加だったからか、一番端の一人用の船室が割り当てられていた。
これも、非常に有難い。
気兼ねなく、スーツケースを階段の上段に置いたままにしておける。
という訳で、荷物はそのままにして、船内散策に出る。
船内は乗船客でごった返している。
7デッキまで上がって、外部デッキに出る。
そこから階段を昇って、8デッキに出る。
ベンチがあって、居心地は良さそうだが、タンクなどで視界が遮られる。
見通しのよさそうな場所を探しているうちに。。。
「しらせ」が目に入るΣ(゚Д゚)
時刻は、10:46。
11時と思っていたが、早めに出港したようだ。
晴海ふ頭を出港して、レインボーブリッジに向かっている。
逆光なので見えにくいが、東京消防庁と思しき船が、出港を祝って、放水している。
極地研究所がライブ映像を流しているはずなのだが、残念ながら観ている余裕がない。
しらせがレインボーブリッジをくぐるまで見送っていると、今度は、おがさわら丸の汽笛が鳴った。
出港5分前の汽笛だそうだが、定刻の11:00を過ぎても、まだ離岸しない。
5分程遅れての出港になった。
ターミナルの下周辺で、スタッフの方が見送ってくれている。
と・・・
おがじろうも!
離岸後、回頭して、東京湾へ航行する。
15分程(11:21頃)で、レインボーブリッジをくぐる。
お台場やコンテナターミナルの間を抜けて、羽田沖を通過していく。
のだが、レストランchichijimaが開店したので、見に行く。
ショーウィンドウに並んだ定番メニューのほかに、本日の限定メニューもある。
食券を買うか、レジで注文する。
suicaでも支払いができる。(suicaの場合はレジで支払う)
サラダやケーキなどの小皿もあり、これは、ショーケースから取って、レジで支払う。
カレーや麺類は、専用のコーナーがある。
料理はレジで番号札を受け取り、呼ばれたら、取りに行く。
カフェテリア風だが、やや薄暗く、左舷側に丸窓がある。
国産地鶏のガーリックチキン黒飯添え¥1500と、ハイボール¥600
チキンも黒飯も旨かった。
ボリュームもあり、値段に見合った内容と思う。
昼前(11:30頃)に入店したので、レストランの中は空いている。
窓際の席に陣取って、景色を眺めながら、昼食を摂っていると・・・。
窓の外に、再び、「しらせ」の姿がΣ(゚Д゚)
遅れて出港したのに、追い抜いたようだ(12時少し前)
12:20頃、昼食を済ませて、レストランを後にする。
観光情報コーナー(4デッキ)に、観光案内のデスクがでていたので、立ち寄る。
泳ぎたいと希望を述べると、詳細に説明してくれた。
「のんびり海水浴」にお勧めの海岸は、大村海岸、宮之浜、扇浦海岸、小港海岸。
トイレ・シャワーの有無、バス停からの距離などなど。
素足ではなく、できれば、マリンシューズ着用がいいようだ。
観光案内デスクは、往路だけ、11:30~13:00で開設される。
係員がいなくても、コーナーには、観光用資料が常備されている。
14:30からは、船内レクチャーが開催される。
今回の航海では、15:30~16:30に「ライトアニマルpresentsおがまる水族館」も。
さらに、翌日10時頃から、デッキで、係員による小笠原の生き物等の解説もあった。
何の予備知識もなくても、往路で、様々な情報が入手できる。
(なお、実際の実施は、海況による)
これなら、24時間の航海でも、時間を持て余すこともない。
さて、7デッキに行き、ラウンジhahajimaを覗いてみる。
乗船直後は番号札を取る方式になっていて、順番で入れてくれるようだ。
番号札がなくても、空き状況で入れるらしい。
とりあえず、素通りして、8デッキへ行く。
かすんでいるが、富士山が見える。
おがさわら丸は、かなり速い速度で航行していく。
浦賀水道は、船がいっぱい航行していて、楽しい。
右舷に三浦半島、左舷に房総半島、と景色も見飽きない。
のだが、14時からツアーのブリーフィングがあるので、撤収する。
ついでなので、7デッキのshopドルフィンに寄る。
店内には、雑貨や食品、飲料、土産物などが置いてある。
缶ビール350mlが¥250で、普通の値段である。
(ちなみに、船内の自販機も同じ値段)
おが丸のシャツ¥2600、マグカップ¥1350、クリアファイル¥200を購入。
ついでに、バナナマフィンと¥120とコーヒー¥150も購入。
suicaで支払ったので、キャンペーン品のハンドタオルを貰う。
とても得をした気分。
14:00~ おが丸大好きツアーのブリーフィング。
参加者は21名。
添乗員はつかないが、小笠原海運の社員が同行する。
簡単な日程の確認で終了。
特に参加者同士の交流を図るようなこともないようだ。
14:30から、レストランで、船内レクチャー。
地理など。
15:30から、おが丸水族館。
16時過ぎ、再び、8デッキへ。
伊豆七島が次々と見えていたはずなのだが、すでに三宅島辺りのようだ。
日没の予定は、16:52頃と表示されていたが、実際は、16:38頃だった。
西の海に沈む夕日を眺めた後、反対側に移動する。
東の空に、月が。
日没と同時に、満月の月の出だったのである。
残念ながら、月の出は見逃してしまった。
星を観るにはまだ早いので、シャワーを浴びる。
風呂はないが、24時間、シャワーを使える。
(特1等個室はバストイレ付)
ボディソープとシャンプーインリンス、ドライヤーは備え付けられている。
バスタオル、手拭等は自分で持参する。
シャワールーム内には、洗面器と風呂椅子があった。
とても有難いが、椅子に座ると、シャワーノズルが届かなくなるのだが。。。
17:45頃、レストランchichijimaへ。
メニューは昼と変わらないようだ。
刺身定食やガーリックチキンが特別メニューで、定番メニューのステーキやハンバーグ、カレーなどもある。
それ程空腹でもないので、島塩ラーメン¥900と、小皿(ケーキ)¥300、ハイボール¥600を注文する。
塩ラーメンは島塩を使用しているからか、まろやかなスープで、満足。
ケーキも、一欠片のドラゴンフルーツがのっており、こちらも満足。
食後、再び、8デッキへ。
まだ暖かいという程でもないが、然程寒くもない。
空は、雲が多く、月が燦然と輝いている。
星は見えなくもないが、満天の星、とはいかない。
八丈島辺りのはずだが、島影は見えない。
甲板後部から階段を降りていくと、3デッキのミニサロン南島に辿り着いた。
自販機、給水機、給湯器、テーブル、椅子、併設の喫煙所もある。
3デッキが閉鎖されている所為か、人気がない。
部屋に戻って、TVを見る。
そろそろ電波が届かなくなり、TVもBSしか映らなくなっている。
波は穏やかだが、おが丸の速度が結構あるので、少々揺れる。
特2等寝台は、押し入れサイズで、横幅と縦があまりない。
起き上がると頭をぶつけるし、寝返りを打つと、壁と柵にぶつかる。
閉塞感があるので、21時頃、8デッキに出る。
中空に満月が輝いていて、星はまばらにしか見えていない。
ショップドルフィンで、オリオンビールを買って、部屋に戻る。
22:00 消灯。
初めての船で、はしゃぎすぎたのか、なかなか寝付けない。
結局、0時過ぎに眠ったようだ。
※容量が一杯になったので、写真は後日追加予定。
※2019.12.1写真を追加。