甲府
まだ、山梨県には足を踏み入れたことがない。
子どもの頃に、家族旅行で富士山の周辺に行ったことがあるのだが、何処であったのか、記憶にない。
とりあえず、「かいじ」に乗って、甲府まで行ってみることにした。
甲府には、山梨県立科学館があり、プラネタリウムがあるようだ。
プラネタリウムに行こうと思いつつ、既に数年、果たせずにいる。
まずは、大人の休日倶楽部パスを入手する。
通勤ラッシュ時に移動するのは面倒なので、土、日、月、火で購入した。
「かいじ」は全席指定なので、土曜日、早めに家を出て、駅の券売機で指定を取る。
「かいじ」の発車時刻の30分以上前に着いた。
時間は余っているが、特にすることもない。
駅弁屋を覗いてみる。
復刻鳥めし¥680を購入する。
NewDaysで、東京クラフトビールワイン¥231も購入する。
10:07 八王子駅発かいじ3号は、少しばかり遅れて入線してきた。
乗車して、指定の席に収まる。
昼食には少々早いが、弁当を広げる。
列車は山の中を走って行く。
鉄橋や川があり、紅葉していて、割と楽しめる。
11:14 甲府駅に到着。
ここから12:00発のバスに乗り換える予定だった。
が、NAVITIMEを確認してみると、身延線に乗り換えて、金手駅から歩くという道順もある。
身延線は、11:36発。
いったん改札を出て、トイレなどを済ませて、戻って来る。
11:38、金手駅に到着。
降りようとしたが、扉が開かない。
先頭車両の一番前の扉だけが開くのだった。
駅員さんが車内で改札をしている。
休日パスを見せると、
「この線はJR東海なんですよ」
それならば、と、suicaを出す。
・・・
現金で¥150を支払う。
そうか、甲府は関東ではないのか。
関東甲信越、ということで、一緒だと思っていたが、甲信越、なのであった。
金手駅からは、徒歩で1.7kmと、地図アプリは言っている。
示されたルートに沿って、登って行く。
気温は低いのだが、登り坂なので、寒さを感じない。
真っ白い富士山が見える。
と、感動しているうちはよかった。
しかし。
ずっと登り坂が続いている。
さらに、急登の階段を登れと、ナビが指示する。
・・・・
悪戦苦闘の末に、何とか登り切る。
だが、しかし。
道の先には、さらに、階段が見えている。
しかも、どう見ても、一般道ではない。
個人の家の私道に見える。
登っていいものか、判断がつかない。
迷っていると、宅急便の配送車が停まったので、道を尋ねてみた。
「県立科学館に行きたいのですが、この先は通れますか?」
配送車では、まず入れないとは思うが、聞いてみる。
おじさんは親切に道を教えてくれた。
謎の私道ではなく、車が通る道路に沿って、今度は九十九折に登って行く。
一本道だし、分岐点には、標識が出ている。
迷わず、歩いては行けるのだが。。。
迂回していくので、とても、とても、とても、遠かった。
30分程で着く筈なのに、1時間以上かかった。
山梨県立科学館に到達した時には、12:50になっていた。
予定していたプラネタリウムは、12:40に開始する。
既に10分も過ぎており、途中入場はできない。
バス停は科学館のすぐ前にあり、素直にバスに乗っていれば、間に合ったのであった。。。orz
しかも、次の甲府駅行きのバスは、14:30発。
次回のプログラムは終了が14:40で、このバスに乗れなくなる。
仕方がないので、諦めて、折り返すことにする。
14:30発のバスまでは待てないので、再度徒歩でトライする。
NAVITAIMEの地図に従い、科学館前のバス停の前を通り過ぎると。。。
葡萄畑と思しき区域の端に、小道がある。
この道でいいのだろうか、と、半信半疑ながら、道に沿って行く。
さすが、ZENRIN、道は間違ってはいなかった。
のではあるが、物凄い急坂を降って行く。
登りも辛かったが、降りはもっと大変だった。
体を斜めにして、慎重に、半歩ずつ、降る。
舗装されていなくても、踏み固められた道は滑りそうで、怖い。
おまけに、落ち葉が敷き詰められていて、さらに滑り易くなっている。
暫く降っていると、先刻苦労した階段に辿り着いた。
宅急便のおじさんは車道を教えてくれたけれど、徒歩の人は農道のような小道を通るのだろう、多分。
階段は、昇りよりも降りの方が楽に思えるが、ここまで角度が急だと、降りの方が辛い。
膝が笑って、太腿の筋肉がばらばらになりそうになっている。
しかし、ここで立ち往生していては、帰れなくなってしまう。
NAVIの指し示す道順に従って、降って行く。
途中、寺の中を突っ切っる。
少しすると、線路があり、踏切を渡った。
一般道に辿り着いたので、バス停を探す。
道路沿いなので(当たり前だが)、すぐに見つかった。
甲府駅行きのバスがやって来るのをじっと待つ。
時刻表より遅れていたようだが、とにかく、バスが来たので、乗り込む。
無事、甲府駅に到着する。
14:30発の特急まで、まだ時間があるので、周辺で土産物など物色する。
柿¥50、柚子4個で¥300、かぼちゃプリン¥250などを購入する。
改札を通って、駅弁を購入する。
Wワイン弁当¥1100。
ワインはついていない。
折角なので、NewDAYSで、カップの赤ワイン¥385を購入する。
14:30 甲府駅発、かいじ14号
指定の席に収まって、駅弁を広げる。
予定外の登山?をしたので、腹ペコになっている。
Wワインは、白ワインで味付けをした牛焼肉と、赤ワインソースのハンバーグ、という意味だった。
15:32 八王子駅着。
横浜線に乗り換える。
時刻はまだ早いのだが、くたくたなので、まっすぐに家に帰る。