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ピーター卿シリーズ

ピーター卿シリーズの続き。
さて、本人の場合。
ウィムジィは、なんと、偶然、傍聴した殺人事件の被告人に一目惚れ!
ほっといたら、理想の恋人が、殺人犯として縛り首、という状況から始まる。


確固たる物証があるわけでもなく、状況証拠だけなんだが、
別れた恋人が尋ねてきた後に死亡、という具合の悪い事実があって、
ハリエット・ヴェインの心証は、とても悪い。
裁判官は、有罪・縛り首と、もう結論を下している。
たまたま、陪審員だった猫舎のキティ嬢の尽力によって、
かろうじて、陪審員の意見が一致せず、
で、公判は延長される。


陪審員制だからしょうがない、
っていったら、そうなんだけど、
殺人犯とは思えないわ、
で、何時間も粘られたら、たまんねぇ〜
確かに、状況証拠しか出せない検察側も悪いんだが
(実際は無実だからしょうがない)
しかし、素人の集団を短時間で説得して、判決出させる、
っていう制度が、いいんだろうかねぇ〜
劇的かも知れないけど、そんな立場にはなりたくないねぇ〜


それはさておき。
次の公判まで、約一ヶ月という緊迫した状況、なんだが。。。。
ウィムジィは、ハリエットに面会に行って、プロポーズ!
なんて、している。
看守の監視つき(一応ガラス越し)で、格子に隔てられているという状態で、
よくも、プロポーズする気になるもんだ。
まぁ、時間がないからね〜。


ところが、ハリエットは、笑って、あなたで、○○人目よ〜ってな感じ?
そりゃ、そうだよね。
こういう状態でプロポーズする奴の気がしれない。
その上、死んだ元恋人で懲りているので、新しい恋人志願者には懐疑的になっている。



元恋人ってのは、売れない物書きなのに、自分の才能に奉仕しろと主張して、
しつこく付き纏われたので、しょうがなくて、同棲してやって、食わせてやって、
(どっかに似たような状況があるなぁ〜w)
あげくに、献身的だから結婚してやるという台詞に、
ついに、ハリエットもあきれ返って、別離。
その上、死んだ後まで、殺人犯の容疑で逮捕され、
ほぼ有罪判決が下されそう
という、踏んだり蹴ったりの状態!
これで、男性不信にならない方がおかしい。


無事、解決して、危ういところを救い出されたヒロインが、
命の恩人に惚れ込んで、大団円、
と、当初、セイヤーズ女史は予定してたかも知れないけれど、
なぜか、そうはならず。
この後の、なかなか了承しないハリエットとウィムジィのやりとりが楽しい。
事件が続いていくところがいい。
最後のハネムーンでの事件も笑える。


でも、セイヤーズの代表作と言われている「ナインテイラーズ」は、
いまいち、馴染めないな〜
なんか、トリックがねぇ〜、好きじゃないなぁ〜