群れるチーター 補足

2022年6月20日放映のワイルドライフ

タイトルは、「アフリカ大草原 5頭のチーター ”オルパダン” 数奇な運命を追う」という長いものだった。

 

2017年4月 5頭のチーターの群れが発見される。リーダーのオルパダンには、追跡用の首輪がついていた。

 

2017年11月 5頭は推定2歳半。オルパダンを筆頭に、序列が形成されていた。

オルパダンが頂点、次席は、ウィンダ、オラリシャニ、レボーの3頭、末席がオルニョク。

オルニョクはオルパダンに攻撃されることが多く、オラリシャニが庇うのだが、独裁体制は堅固だった。

 

2019年 クーデター?勃発。

ウィンダ、オラリシャニが群れのリーダーとなり、オルパダンは負傷する。

序列は、筆頭がウィンダ、オラリシャニ、次席がレボー、次がオルニョク、末席がオルパダン。

 

2020年 5頭は5歳半。

負傷のため狩りができなくなった元専制君主?のオルパダンを、4頭は養い続ける。

虐められていたはずのオルニョクは、オルパダンが遅れると、探しに行き、連れ戻して来る。

時折苛立ち攻撃するオルパダンを、ウィンダは窘める。

平和裡に共和制?に移行したように見えた(笑)。

 

2021年6月 単独行動が増えたオルパダンが、遂に、マサイマラを去る。

残った4頭は2週間程、オルパダンを待ち続けていたが、遂に諦める。

 

数日後、オルパダンが若い雄を連れて、戻って来る。

親離れしたばかりの2歳程の雄、キシャナ。

オルパダンに従っていたが、マーキングはしない。

 

3週間後、キシャナは元の保護区に戻って行ってしまった。

 

2021年8月? オルパダンが瀕死の重傷を負う。

周囲の状況から、4頭のチーターとの縄張り争いに、敗れた、らしい。

(1頭vs.4頭なら、敗北は当り前。野生動物は、普通、勝ち目のない争いはしない。)

 

2021年10月 オルパダンは生き延びていた。

苦労しつつも、イボイノシシの子どもを狩る。

また、見事な狩りで、インパラの子どもを仕留める。

しかし、雌のチーターと子どもの群れに遭遇すると、逃げ去ってしまう。

まるで、隠者のように生き延びているようだ。

 

一方、4頭の群れにも変化が現れていた。

ウィンダがオルニョクを攻撃し、オラリシャニが仲裁する。

狩りも失敗するようになる。

とはいえ、チーターの狩りの成功率は普通は5割程度。

5割でも、ほかの捕食動物に比べれば、高い成功率だと言われている。

 

2022年1月26日 オルパダンの死体が発見される。

状況から、ライオンに襲われたようだ。

 

2週間後、オラリシャニも同じ場所で、死亡していた。

ライオンかヒョウに襲われたらしい。

しかし、オラリシャニ以外の3頭は生き延びていた。

5頭の群れは、遂に、3頭の群れになってしまった。

 

2022年3月 3頭の群れは健在だった。

3頭は推定7歳程。

長寿な方だという。