big cat diary

ついに、再来週から新シリーズ開始!
昨年11月頃から、BIG CAT DIARY優先の日々を送って来た。
最初は漫然と見ていたのだが、いつのまにかのめり込み、
放送時間をチェックして、繰り返し見続けている。


朝6時からの放送、となれば、
午前7時前は深夜、という主義まで撤回し、
目覚ましをかけて、鳴ると同時に、TVをつける。
もっとも、半分寝ているので、
チーターの場面から、いきなりライオンになってたりする。


ここまで夢中になるというのは、豹やライオンもいいけれど、
やはり、チーター。
こどもがぽあぽあしていて、可愛い。
ママチーターが懸命に子育てしている姿が、いい。


BIG 3 (ライオン・豹・チーター) と言われる大型猫科動物の中でも、
チーターは最下位に位置している。
早く走るために、体重が軽い。
早く走るために、怪我をしないように、争わない。
ということで、弱者であるらしい。


ライオンに見つかると、襲われる。
狒々にも襲われたり、獲物を奪われたりする。
ハイエナにも、獲物を奪われる。
獲物の母親からも逆襲される。
獲物からも逆襲される。


特にハイエナは、今までは嫌いじゃなかったのだが、
ママチーターの獲物を横取りする姿を見て、大嫌いになった。


  ハイエナ野郎というけれど、その通り。
  獲物が倒れる断末魔の悲鳴を聞きつけて、駆けつける。
  捕食動物に脅されても、ちょっと引き下がるだけで、隙を狙う。
  体重で負けても、数を集めて、脅し取る。


どうも、野生の世界では、体重がものを言うらしい。
体重に差があるときは、数で補う。
総体重が大きい方が強い。
1:1なら、受けて立つが、
2:1になれば、すぐさま逃げる。

この辺は、本能なのか、生き延びる知恵なのか判らないけど、お見事。
数に差があっても争うのは、ヒトくらいじゃないの?
まあ、体重差は武器で解消するという手もあるが。


ライオンはでかいので、強い。
雌ライオンよりも、雄ライオンの方がでかいので、強い。
2:1くらいは平気そう。
象や、犀や、河馬も、体重があるので、強者に位置する。
しかも、牙まであるし。


豹の体重はライオンの1/3くらいらしいので、
ライオンの方が圧倒的に強い。
でも、彼らは木登りができるし、
樹上に食料を蓄えるという知恵がある。
ライオンがいない地域の豹は、木登りをしないそうだ。


チーターはさらに体重が軽いので、BIG 3 では、底辺。
雌は雄より小さいので、さらに弱い。
チーターの子どもなんて、もっと小さいので、猫より弱そうに見える。


ハイエナは、でかくはないけど、スタミナと数で圧倒する。
もっとも、スカベンジャーであるだけでなく、プレデターでもある。
群れで狩りをするらしいが、
なんと!
止めを刺さずに喰うらしい。
しかも骨(骨髄?)まで喰う。


獲物の息の根を止める=喉笛を切り裂く
と思っていたが、
ネコ科動物は、文字通り、
息の根を止める=窒息死をさせるのだそうだ。
獲物を見つけて、忍び寄り、走って追いかけて、
引き倒し(チーターは転ばす)、
更に、窒息死するまで、10分弱。
喰っていくのも、楽じゃない。


ライオンの雄はでか過ぎて、狩りに向いていないので、
雌に喰わせて貰うか、
ハイエナみたいに、他の動物が狩った獲物を奪うらしい。
もちろん、雌だって、チャンスがあれば、奪う。
という訳で、ライオンvsハイエナというのは、
宿命のライバル?らしい。


ライオンは群れで狩りをするけれど、成功率は30%程度らしい。
それじゃ、見つけた獲物は奪うってのも、しょうがない気がする。


チーターの狩りの成功率は、50%。
驚異的な成功率らしいが、それでも、2回に1度しか成功しない。
狩りが成功しても、ハイエナに奪われたりするんじゃ、
喰える確率はもっと減るということになる。


子育て中のママチーターを見ていると、ついつい声援したくなる。
こどもは大体5頭くらいだけど、成獣になる可能性は25%程度なので、
1〜3頭のこどもの為に、日々狩りをする。
体重がないので、あまり大きな獲物を襲えない。
こどもの狩りの練習もする必要があるので、さらに小さい獲物を襲う。
が、忍び寄る途中で、鳥が警告する。
BIG 3 では弱者と言っても、やはり猛獣。
無事、忍び寄り、走って追いかけても、逃げ切られる。


   チーターの走る姿は美しい。
   走るためにあるように、筋肉質で細い体型で、
   四肢が長くて、尻尾が長い。
   でかい尻尾を振って、向きを変える姿も美しいのだが、
   早く走れる代わりに長距離を走れない(体温が上がりすぎる)
   ので、1分弱くらいで諦めるらしい。


獲物の母親に逆襲される。草食動物と言えども、角やひずめがあるので、逃げる。
更に、
「ママ、お腹すいたよ」
「ママ、遊ぼうよ」
と、こどもが出てきて邪魔をする。


やっと捕らえた獲物も、ハイエナや狒々に奪われる。
おまけに、狩りの練習中のこどもが逃がしちゃうなんてこともある。


などなど、苦労が耐えない。


獲物をハイエナに奪われて、
その逃げ去る姿を見つめているママチーターの表情なんて、
もう、言いようがなく気の毒で、可哀想。


もっとも、哀れと思うのはこっちの勝手で、
チーターの方は、
「お腹すいちゃった」とか
「このハイエナ野郎」とか
思っているのかも知れないが。


チーターの威嚇のポーズは、猫と一緒(大抵の動物も?)で、
肩をいからせて、尻尾を下げて、歩み寄る。
これを見ると、肩で風を切るとか、昔の不良のポーズとかって、
威嚇のポーズなんだなあ、としみじみ思う。


 ちなみに、河馬の雄の威嚇のポーズは、あくびをする。
 口を開けて、牙を見せているらしい。
 ヒポズヨーンと言って、結構、間抜けに見えるが、威嚇。


ところで、寅年記念で、大晦日というか新年の0時から、
シリーズ1から7までまとめて放送していたが、
残念ながら、1の後半〜3までを見逃した。
放映してくれるのをひたすら待っている。