名前

ユリウス・カエサルのユリウスは苗字と昔聞いたような気がするが、
ユリウスは氏族名、カエサルは家名なのだそうだ。
ガイウス・ユリウス・カエサルが正しく、名はガイウスということになる。
三つ名前があるのは、貴族を意味するらしい。


では、マルクス・ディディウス・ファルコ は?
庶民代表、みたいな気がするが、立派なローマ市民であり、兵役も勤めた。
ということは、有産階級のはず?
兄のフェストゥスは、最後は百人隊長だったと思うが、
名前は、マルクス・ディディウス・フェストゥス。
長男と次男は、家名が違う??


フェストゥスは家長だったけど、ファルコは大伯父かなにかの家名を
継ぐことになっているのか???
野菜農家のファルコの母方の実家は、確かに有産階級。
郊外に畑と家がある。
当時のローマ市民には当たり前かもしれないけど、ファルコはギリシャ語が
できて、楽譜も読める(弾けるかどうかは不明)。
大工仕事も、料理も出来る。
(ローマ軍の兵役経験者は、当然両方ともできる?)


親父さんが失踪して、長男が戦死したので、ちょっと手元不如意になっている
というのが、妥当なところ??
おんぼろアパートの7階に住んでいるというのは、姉さん達がうるさいから??
まあ、どうでもいいことだけど。


ローマ人の物語、ファルコシリーズ、テルマエ・ロマエを読み比べると、
なかなか面白い。
ファルコが、ウェスパシアヌス親子をしみったれと評しているのも、面白いし、
ティトスが、お愛想を真に受けて、大平目をファルコの家に食べに行くのも
笑える。
自分が下賜したはずなのに、それとも、大平目はそれほどのご馳走?
単にヘレナに会いたかったから?
ローマ人は、あまりり人妻とかは気にしてなかったのかも知れないが?