冬の北海道旅行4日目(ウトロ温泉~網走~旭川)
4日目。
空はまだ曇っているが、雪は止んでいる。
ホテルの窓から。
朝食まで時間があるので、もう一度、大浴場へ行く。
景色を眺めながら、湯につかる。
視界が開けていて、気持ちがいい。
朝食は7時から、ビュッフェ形式。
昨夜食べ過ぎたなあと、と思いつつ、結構食べてしまう。
オニオンスープ・野菜のしゃぶしゃぶ、温野菜のフォンジュソースなど
ついでに、あっぺめしを小盛で一杯。
テーブルに置かれた説明書をざくっと読んでみると。
あっぺめしというのは、ここのシェフのオリジナルのようだ。
ひつまぶしの鮭めし版???
集合は8時40分。
いったんスーツケースだけを降ろして、ほかの荷物を取りに戻る。
チェックアウトの精算を済ませても、誰もいない。
添乗員さんだけが待機している。
促されるままに、荷物を持って、バスに乗車する。
すでに殆どの人がバスに乗車していた。
低気圧が通過したので、この先の予定、列車の運行には若干の不安がある。
テレビで確認したが、特に運休もしていないようだった。
一人旅だとあれこれ自分で心配しないといけないのだが、今回は添乗員同行なので、全てお任せ。
気楽でいい。
バスで10分程で、オシンコシンの滝に到着。
雪が積もっているので、上まで登らず、引き返した。
10cmくらいの積雪なら、ゴム長靴なので、ひょいひょいと歩ける。
が、履き口から少し雪が入ってしまった。
レッグウォーマーで塞いでおけばよかったのだが、思い至らなかった。
厚手の毛糸のレッグウォーマーは、暖かいが、雪が絡みついた。
粉雪なので、払えばすぐに落ちたが、防水スプレーをかけておくべきだった。
ここのトイレは、暖房が入っており、洗浄式だった。
売店があるはずなのだが、確認している時間はなかった。
遥か彼方の水平線の白銀の輝きが、多分、流氷。
砕氷船では、「流氷なし」ということで、流氷の欠片も見えなかった。
しかし、この翌日?、ウトロの辺りに流氷が着岸したそうだ。
この後、バスは1時間ほど走り、網走へ向かう。
釧路本線に並行して暫く走る。
左手に濤沸湖が続くが、凍っている。
凍っていない部分にはハクチョウが泳いでいた。
濤沸湖と、ハクチョウ(かなり小さいが)
10時半頃、砕氷船おーろら号の乗り場に到着。
この時点では雪が降っていた。
掲示板には、繰り返し、「流氷なし」の無常の文字が・・・(/ω\)
昨夜の天候では、乗船できるかどうかさえ、怪しかったのだから、乗れただけでも満足せねば。
おーろら号
乗船すると、船内の普通席はいっぱいだったので、特別席¥400に。
流氷が見えるなら、デッキでもいいのだけれど、見えないなら、寒くない方がいい。
売店で流氷ドラフト¥440と札幌おかき¥160を購入して、最前列に落ち着く。
流氷ドラフトと札幌おかき(焼きとうもろこし味)
流氷ビールは青い色をしている。
焼きトウモロコシ味の札幌おかきは絶品だった。
11:00 砕氷船おーろら号出港
砕氷船は、網走の桟橋を出て、流氷がない時はただの観光船として航行する。
未練がましく、持参の双眼鏡で水平線を眺めていたが、何も見えない。
・・・
とても残念である。
後で、流氷がなかったので、ツアー代金から¥720が払い戻された。
再びバスに乗車して、網走駅に向かう。
5分程で到着する。( 12時10分頃)
網走駅
小雪が降ってきたので、指定券(のメモ?)を受け取るとすぐに、駅舎へ。
とりあえず、一服する。
雪は降ったり止んだりしているが、列車の運行には支障がないようだ。
外は寒いので、待合室に入る。
売店で、サッポロクラシック¥250とエビアン¥140を購入する。
12:35 網走駅発 特急大雪4号
発車して間もなく、昼食の弁当が配られる。
空腹なので、すぐに食べ始める。
モリヤ商店の帆立弁当
特急大雪は、旭川に向かって、白銀の世界を走り続けているのだが。
なにぶん、弁当を食った後なので、眠くなる。
結局、道中の大半を眠って過ごしてしまった。
16:19 旭川駅着、の予定だったが。
さすがに、6分程延着した。
この日の宿のJRイン旭川は、駅に隣接している。
イオンモールの上階にあって、飲食も買物も困らない。
とはいえ、一歩も外に出ないのも。。。
(前回も、駅からせいぜい50m程の所しか歩き回らなかった)
ということで、駅から数分の所にある名人傍という蕎麦屋に行く。
さほど複雑な道順ではないのだが、念の為、地図アプリを頼りに行ってみる。
しかし、地図アプリは融通が利かない。
機械だからしょうがないのだが、どう見ても、歩き難そうな、雪が踏み固められた通路を歩け、と指定してくる。
雪のない通路も並行しているというのに(>_<)
アプリ指定の困難な道程の果て(笑)、店舗に辿り着く。
まだ夕飯時には早いからか、店は開店しているが、誰も入っていない。
メニューを見ると、なんと、天ざる¥800 Σ(・ω・ノ)ノ!
目にしたものが信じられず、動揺を落ちつけようと、まずは日本酒を注文する。
燗にして貰うと、男山がでてきた。
突き出しは、板わさ。
仕合せである(*^_^*)
天ぷらは海老天1本に、ほうれん草。
謎の菜っ葉の揚物?と思ったが、甘味があって、かすかにほうれん草の味がする。
意外なほど旨い。
北海道のそばつゆは、江戸前のつゆと違って、薄味のようだ。
なので、麺をたっぷりとつゆに浸して食べる。
とても満足して、店を出た。
店を出る頃には、数人の客がテーブルについていた。
大抵、天ぷらそばを頼んでいたようだ。
寒い時には汁そばも旨そうだ。
名人傍の天ざる
帰りは、アプリ指定ではない通路を通って、駅に戻る。
駅舎が見えているので、道に迷うことはない(笑)
途中、セイコーマートで、郵便切手を購入する。
切手しか買わなかったのに、スポンジを貸してくれた。
親切である<m(__)m>
駅近くの、雪に埋もれそうなポストに投函する。
ついでに、駅の周りのアーケード?で、土産物を物色する。
イオンマートのパン屋で、パンを数種購入しておく。
(旭川メロンパン¥150、プリオッシュナンテール¥140、ジャージー牛乳クリームパン¥180、チーズ・チーズ¥220)
ホテルに戻り、大浴場に行く。
温泉ではないが、大浴場がある。
半露天風呂もあって、入ってみるが、湯気で何も見えない。
屋内の湯船に戻って、ゆったりと浸かる。
湯船で手足を伸ばすだけで、疲れが半減する。
これで熟睡できるかと思ったのだが、列車内で爆睡したせいか、なかなか寝つかない。
一度起き上がり、サッポロソフト25℃をお茶割にして飲む。
ついでに、クリームパンとブリオッシュも平らげてしまった。