台風15号(2019)

被害に遭われた方々のご無事と、少しでも早い復旧を祈念いたします。

 

9月9日の早朝、台風15号が、関東を通過した。

朝の5時前に、エリアメールが入って、目を覚ました。

同じ区内に、避難勧告だか避難指示が出たようだ。

TVをつけると、船橋に上陸したらしい。

念の為、玄関から外の道路を確認する。

大雨が降って、暴風が吹きつけているだけで、大事ないようだ。

こんな日に、朝から掃除をするのも何なので、寝なおすことにする。

 

雨がやんだので、7時頃に起き出した。

JRなどの交通機関は、まだ復旧しておらず、手間取っているようだ。

ニュースは、復旧の見通しが甘かったという報道をしている。

それでも、午後には、概ね回復したようだ。

翌日には、近隣は平常に戻っていた。

ニュースも、安倍内閣の組閣の速報ばかりになる。

台風の影響は残っていても、復旧に向かっているものと思っていた。

 

12日、のんきに大江戸温泉物語に行く。

JRも、レインボーバスも、ゆりかもめも、普通に運行している。

旅行の申込も済ませた。

 

ところが、この頃から、房総半島や、島しょ地域の被害が報じられ始めた。

特に、千葉の大規模停電は、深刻なようだ。

被害がなかったのでなく、被害に遭ったと、知らせる手段を絶たれていたのである。

電力会社も復旧にあたるが、想定外の被害に、時間は経過するばかり。

暴風による被害だけでなく、停電による被害も甚大なようだ。

見通しが甘いと報道をする。

しかし、そもそも、報道が遅すぎる。

対岸の惨事ではないか。

もっと迅速に報道できたのではないのか。

 

情報化社会になり、ワールドワイドで情報が拡散されるようになった。

一方で、声をあげないものは、黙殺されてしまう。

その典型的な例を見たような気がする。