小笠原クルーズ 2日目(終日航海)
今日は終日航海日。
なのだが、結構、イベントが盛りだくさんである。
プールがオープンするし、ブリッジ見学もある。
のんびりできるかと思ったのだが、結構、忙しい。
4時に起床する。
ポットで湯を沸かして、珈琲を飲んでから、11Fデッキへ行く。
日の出は04:32頃の予定なのだが…
生憎、雲が多く、太陽は微かに確認できる程度。
日の出(4時33分)
その代わりに、八丈島が見える。
朝焼けの八丈島(04:48)
航海図によると、五時半頃、八丈島沖通過予定となっている。
八丈富士と三原山が、ひょうたん型に見えていたが、やがて、通り過ぎ、三原山だけになり、遠ざかって行く。
さて、4時から起きていると、6時前には空腹になっている。
6時からのアーリーモーニングティーが待ち切れない。
フロントでクレジットカードの登録を済ませ、オープンバーに行く。
ナッツ入りマフィンとミルクティー
小腹を満たした後は、展望風呂に行く。
見えるのは、大海原ばかり。
朝日で煌めく波濤を眺めながら、ゆったりと湯船につかる。
極楽、極楽、である。
その上、南国の楽園に向かっているのだから、言う事なし。✧♡
湯上りに、11Fデッキから眺めると、青ヶ島が見えてきていた。
青ヶ島(07:08)
朝食は、船内新聞によると、07:00~09:00となっている。
7時半頃に、食べに行く。
マフィンを食べておいたのだが、すでに、腹が減っている。
もう少し後の時間まで待つつもりだったが、待てない。
和定食と洋食バイキングがあるが、いつものとおり、洋食にする。
まずは、ミネストローネをよそい、牛乳をグラスに注ぐ。
スープが熱々で旨い。
次に、チーズの盛り合わせ、ハムの野菜ロール、グリルドハム、茸のクリームスパゲティを盛る。
最後に、果物とヨーグルトを取ってくる。
さらにスイカ二切れを追加する。😋
食後に、オープンバーに行き、カフェオレを飲む。
就航20周年記念ということで、カフェオレも無料で飲めるようだ。
11Fデッキに行くと、プールに注水している。
プールの営業は10:30~17:00。
さらに、プールサイドバーが14:30~16:30に営業する。
楽しみである。
海の色は濃い青色で、藍色というより、メタリックブルーに見える。
波頭が煌めくからなのか。
まるで、塗料の中を進んでいるようだ。
全方位海ばかり、と言いたいが、残念ながら、まだ青ヶ島が見えている。
09:00~09:45 オリエンテーション&寄港地・ツアー説明会(8Fメインホール)
前回のクルーズでは、オリエンテーションを聞いている暇がなく、残念に思っていた。
だから、今回は、とてもとても、楽しみにしていた。
にもかかわらず、途中から爆睡してしまった(/ω\)
朝4時起きだったうえに、会場を暗くしたので、完璧に熟睡してしまったのであった。。。
10:45~11:30 ウミガメトーク(8Fメインホール)
クルーズ・コーディネーターによる海亀の種類、生態などの講演。
ウミガメは全部で7種類(8種類)。
種類によって、食するものが決まっている。
海藻、甲殻類、くらげ、海綿、だそうだ。
クルーズ中は、6階螺旋階段付近で、パネル展示もしている。
アオウミガメ~日本最大の繁殖地「小笠原」~
終了後、昼食までにはまだ間があるので、プールを見に行く。
(昼食も2回制で、12:40~13:30の指定)
12時のプール 水温32℃(海水)
折角持って来た双眼鏡を活用しようと、海面を眺める。
ベヨネーズ列岩あたりのはずなのだが、辛うじて、遠くに岩のようなものが見えているだけ。
須美寿島かと思うが、確証がない。
八丈島を過ぎたあたりで、電波は届かなくなっている。
当然、地図アプリも起動しない。
12時45分過ぎ頃に、メインダイニングルームへ。
本日の昼食は和食。
海鮮丼なので、エビス黒ビールを注文する。
オクラとなめ茸の梅肉風味、海鮮丼(鮪、ズワイ蟹、はまち、イクラ、焼き鮭ハラス、厚焼き玉子)、茶碗蒸し、蒸し鶏の和風サラダ、赤だし、わらび餅
午後はいよいよ念願のブリッジ見学である。
その後プールに行くつもりなので、水着と着替えを持って、9Fデッキの前方へ行く。
すでに人が並んでいる。
僅かの間に、階段まで伸びる長蛇の列になる。
13:30~14:00 操舵室(ブリッジ)見学
見学者多数で、入れ替え制で見学する。
じっと順番を待って、ブリッジに入れたのは、47分頃。
聞きたいことは、山ほどあるのだが…、
あまりに基本的な事柄すら知らないので、どこから聞いていいのか判らない。
いつものとおり、写真だけ撮って、5分程で見学を終える。
当たり前だが、前方がよく見える。
すでに鳥島が近付いてきていた。
そのまま、11Fデッキのプールへ。
初めて更衣室を利用する。
いつもは面倒なので、部屋で着替えていたのだが、更衣室には、ロッカーも、シャワーもあり、便利だった。
プールの横手にある電柱のようなシャワーを浴びて、プールに入る。
かなり生温く、塩辛い。
身に付いた脂肪と、塩分で、かなり浮力がつく。
泳ぐほどの広さはないので、専ら浮いている。
波があるので、漂う。
とても、楽しい。
14:50頃、鳥島沖通過
島に近付いて、ぐるっと半周(三分の二周?)する。
しかし!!
ちょうど、雲がかかってしまい、山頂が隠されてしまう。
ジョン万次郎の方が有名なのかも知れないが、私にとっては、新田次郎の「火山島」である。
観測所の建物は、未だに残っていて、結構よく見える。
山頂が雲に隠れているので、火山島という実感がない。
残念ながら、アホウドリは目撃できなかった。
15時過ぎから、再び、プールへ。
少し泳いで、ジャグジーに入り、展望風呂へ行く。
16時少し前、プールサイドバーで、風呂上がりの一杯を注文する。
暑い中で飲む冷たいハイボールは、とても旨い。
しかし、空腹が助長されてしまう。
16時20分頃、サンドイッチバーへ移動する。
今日は、卵サンドとフルーツサンドに、アイスコーヒー。
5時頃から、行く手に孀婦岩が見えてくる。
百聞は一見に如かず、というけれど、まさに絶海にぽつんと聳え立つ岩は、実際に眼で見ないと、その壮絶さが実感できない。
予定では、17:15頃に孀婦岩沖通過となっていたが、5時半頃、孀婦岩に接近し、右舷側に見ながら、旋回する。
キャプテンも右舷ブリッジに出て来て、写真を撮っていた。
船内放送などによると、孀婦岩の周囲の水深は2500m、そこに屹立する標高約100mの岩(頂上付近には柱状節理)が、孀婦岩だそうだ。
鳥しか住んでいないようだが、なんと! 過去に登頂した実績もあるそうだ。
まさに、絶句である。
今夜は、「ふれんどしっぷ・ナイト」なので、部屋に戻って、急いで着替える。
17:50~18:10 ふれんどしっぷ・ナイト(7Fプロムナード)
少し遅れて行ったので、座席はほぼいっぱいになってしまっていた。
一人旅の方に相席をさせていだだき、クルーズの話を聞かせて貰う。
最初にスプマンテを飲み、二杯目はパッションフルーツのポンチを飲む。
日没は18:44頃。
絶海に沈む太陽を期待して、11Fデッキで待機する。
日没地点に雲が多いのが気になるが、ほぼ、海に没する日の入だった。
18:30~19:15 カルロス菅野スペシャルセッションSings & Plays(8Fメインホール)
日没を見ていたので、大分遅れてしまう。
でも、とても楽しみにしていたイベントなので、急いで会場に行く。
パーカッション?が多くて、聞いている分にはかなり好み。
なのだが、何分音痴なので、ラテン音楽のリズムに乗るのは苦手である。
手拍子もうまく叩けないし、踊るなど、以ての外、である。
楽しみ方としては、少々損をしている気がするが、仕方がない。。。
イベントの後、夕食までの間に、30分程時間がある。
飲みに行きたくても、11Fのグラン・シャリオは20時から。
せっかくなので、星空を見ることにする。
しかし、満月に近いので、皓皓と輝る月光で、満天の星、というわけにはいかなかった。
土壇場で星の本を購入して、持参したのだが、遂に一度も開くことはなく、旅は終わった。
19:45~21:30 夕食
今夜は洋食、フルコースである(^^♪
アオリ烏賊のバジル風味 新じゃが芋のコンフィを添えて、ホワイトアスパラガスのグリエと生雲丹 黒胡椒風味ルッコラのソース、空豆のポタージュ、イサキのエチュベ プロヴァンス風 バルサミコビネガーのアクセント、大葉のグラニテ、黒毛和牛の低温ロースト 新ごぼうのソース、自家製レーズンパン バゲット、初夏のチェリーフェスティバル、珈琲
お勧めのワインは、白がソアベ、赤がクラレンドル・ルージュ。
どれもとても美味しい。
ホワイトアスパラを初めて食べたし、ごぼうのソースが意外にも旨かった。
9時過ぎに夕食が終わるが、4時起きしたので、すでに眠い。
部屋に戻って寝ることにする。
翌朝の日の出に合わせて、執事のひつじくんのアラームを変更しようとしたのだが。
なんと! 電波の受信がなく、変更ができない! Σ(゚Д゚)!
念の為、スマホ本体のアラームを設定して、就寝する。