日本の片隅で、平和を叫んでおこう
ロシアがウクライナに侵攻して、100日以上が経過した。
日々、報道を見て、悲しく、恐ろしいと思う。
とにかく、戦争は嫌だ。
政治的なことはよく分らないが、理屈抜きで、戦争が恐ろしい。
自分の住んでいるところが、攻撃にさらされたら、と思うだけで、怖い。
少し前までは、憲法問題は置いといて、他国に侵攻するのはもってのほかだと思っていたが、その反面、自衛のために迎撃するのは当然だとも思っていた。
でも、今、その浅はかな考え方を変えようと思う。
いかなる理由があっても、戦争は反対だ。
平和な日本で自由を謳歌して、還暦を超えるまで生きてきた。
それはとても幸運なことであり、幸せなことだと思う。
しかし、その平和な日常が破壊され、報道、思想、行動の自由を制限されたら・・・
一体、自分はどうするのだろうか。
防衛力を強化、というのは仕方がないとは思う。
しかし、それ以上に、攻撃は最大の防御、などと誰かが言い始めたときに、声を挙げて、反対することができるだろうか。
どうしても戦争したいのなら、いっそのこと、誰もいない場所で、近代兵器の使用を禁止して、兵士だけが戦う、ということにすればいいのだが。
それにしても、人と人とが争うのは、何故なのだろうか。
考えても判らないので、とりあえず、今、戦争忌避を表明しておく。
かつて、日本でも、太平洋戦争当時、大本営発表などという、今では大噓の権化のように言われている報道のみが、国中を支配していた。
田辺聖子の「芋たこなんきん」でも、当時、愛国少女だった主人公の姿が描かれている。
意外にも、彼女の周囲には、国粋主義者は少なかったようなのだが、愛国精神に陶酔した少女には、それが理解できない。
日本全国そうだったのだと思うと、とても恐ろしいことだと思う。
今、ロシア、中国、北朝鮮がそういった状況なのだろう。
ウクライナがナチスで、大量虐殺を行っていた、というプーチンの主張には、首肯できないが、かといって、ゼレンスキーの提供する映像が真実なのか。
それに、地球温暖化問題は、どこへ行ってしまったのか??
ミサイルが飛び交い、建造物が燃えれば、温暖化は進むのではないのか?
個人で、ちまちま、脱炭素、脱プラスチック、とか努力していても、砲弾が一つ飛べば、そんな努力は吹っ飛んでしまう。
それとも、ロシアには、ツンドラ地帯が無くなるほうが、好都合なのか?
考えても判らないことばかりなのだが、考えることをやめてはいけないと思う。
とりあえず、再度、戦争反対を表明しておく。
世界に平和が訪れます様に。